名曲777 「$10」【SMAP】

ーー林田健司がSMAPを変えたーー

【$10 SMAP】
$10 SMAP - YouTube

 ついに777を迎えた。何かとギャンブルに縁のある並びである。私自身は賭け事はしないが、気づけばお金がなくなっているので日々の生活がギャンブルと化している。人生クソゲーとはよくいったもの。現実でも福引カードがないかしら。

 今回はそういうことで個人的に777に関連がありそうな名曲を紹介。SMAPの「$10」だ。1993年発売。なんとなくラスベガスを思わせる大人の雰囲気。全体的にビシッと決まっている。歌詞は子どもの当時はまったく意味がわからなかったが、かなり危険なレベルだ。よくアイドルがこれを歌えたなあと。

 この曲は分岐点といえる。というのも、それまでのSMAPはコミカル、ギャグ、なんでもやります系アイドルでユニークな曲や子どもっぽい曲が多かったのだ(それはそれで好きなのだけれど)。ところが林田健司が作詞作曲を携わったことで一変する。以降はスタイリッシュな曲が増えていき、音楽の質をも高める存在となった。そうして全盛期の90年代後半へと走り抜けていくのだ。

 そしてこの曲は森君の存在が大きい。やはり森君は歌がうまかった。声質もキムタク以外の上位互換に思えるほど。つくづく脱退が悔やまれる。今すぐにでも戻ってきてほしい……もう戻る場所はなかったか。

 歌詞もメロディーも非常にグッド。小学生のころはこの曲=大人って思ったものである。歌詞はわからないのにそれでもそう思わせたのはサウンドがよかったのだ。やはり林田健司の腕がいい。

 そういえば以前も林田健司が関わっている「君色思い」を書いた気がする。となればあとはもう、あの曲でしょう。もうしばらく先に書きます。

 

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