名曲465 「めざせモスクワ」【ジンギスカン】

ーーロシア人はみんなこれ聞いて踊ろうよーー

【めざせモスクワ【和訳歌詞付き】】

 最近はロシアとウクライナの情勢が何やら騒がしい。これは私の持論だが、人間は日々過去の歴史に学んで賢くなっているので、戦争というリスクある行動はしないと思っているのだが、どうやらそうでもないようだ。これは戦争=儲かるみたいな風潮がよくない。戦争を引き起こした側が必ずマイナスになってほしいものである。

 でもロシア自体は好きなので何ともいえない。今回はジンギスカンからある意味めちゃくちゃ有名になった「めざせモスクワ」を紹介。厳密には「Moskau」の表記が正しいようだ。ちなみにジンギスカンもロシアでなくドイツ系の方々だ。

 さて、この曲が具体的にどう有名かというと、20~30代以上の方はピンとくるだろう。空耳フラッシュである。

 こちらが2000年代前半にアングラで大流行していたフラッシュである。いくつも派生版が作られていたのでそれぞれ空耳を楽しんだものだった。私はデスノートとのミックス「ですかう」が好きだったなあ。「もすかう」を「むすこ」と呼んでて妙にうまかった。ちなみにもう歌えない。中学生くらいまではしっかり歌えていただけに寂しさもある。

 アスキーアートを用いたキャラクターは今見ても非常によくできているように思う。平成の文化として定着したといっていいだろう。ネットスラングというのも興味深い。例えば笑いの表現だ。

 藁→ワロタ→www→草

 あまりネットに詳しくないアナログ人間なので合っているかわからないが、おそらくこんな変遷を辿っていると思う。草の進化系は生まれるのだろうか。もうこれ以上は難しい気がするが、人間の知能を侮ってはならない。

 脱線。ともあれ、この曲は世界的にヒットしたのもうなずける素晴らしい完成度である。日本人にも空耳で定着したのには元々の曲がよかったことも挙げられるだろう。何度聴いても飽きないのである。

 私は3分を超えたあたりの「オーオーオー」からの男3人組による超低音ボイスもすかうが大の好み。ここまで聞きたいがために原曲をよく聞いたものだった(フラッシュだとカットされていることが多い)。最後の転調も素晴らしいのだがみんな疲れないのだろうか。特にセンターの王様。ジンギスカンのときもそうだったが、非常にタフネスである。あと踊りながら歌うのって難しいのよ。いろいろと人類離れした存在だと思っている。

       【今日の名歌詞】

おっさんボートでへーこらほー



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