2015年9月の記事一覧
【論考メモ】音楽にとって光、色彩とは何か
音楽が太陽や月の光の下で奏でられ、その多彩な響きを聴取するという原始のスタイル。お互いの姿形や存在を視覚では認識できないわずかな光の下でも、奏でられる響きに耳を澄ましていると、自然と目が閉じ、どこかおちつく感覚になります。光がないと姿形はおろか、何も認識できないのでしょうか。
色彩とはすなわち光。作曲家のメシアンは、総譜を読む(書く)ときには、音楽に合わせて揺れているさまざな色が見えていたようで
【エッセイ】音楽と空間
先日、マンションやアパートでない一軒家でも、21時には気を使って音(楽器や歌声)を出せなくなるという話をききました。
涼しくなってきたからか、また駅周辺(ストリート)で演奏する人達を見かけるようになりました。演奏の良し悪しはさておき、気になったのは、その「場」の騒音でした。
居酒屋の呼び込みや行き交う人々の会話といった「声」だけならまだしも、駅周辺という場所柄、そこにはあらゆるノイズが絶えず強