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今年は卒業式で歌いたい!

中学校現役音楽教員のmusicgardenです。
一昨年、昨年と卒業式で「卒業の歌」を歌うことができませんでした。体育館の規模や生徒数、感染症の状況にもよると思うのですが、本校は歌わない判断となりました。さて今年は…

今年こそは歌いたい!

歌わせてあげたいというより、純粋に生徒たちの歌う姿を見たい!卒業式に向けて一緒に練習したい!と思いました。
卒業証書を一人一人受け取り、在校生からの送辞、それに答える卒業生代表の答辞。感極まったところの卒業の歌!月並みながら本当に泣けるんです。
しかし、一昨年は答辞が終わったら即退場。昨年は土壇場で合唱がNGになったため、伴奏とメロディー奏のみ。もはや定番になった心の中で歌いましょう(謎)。
今年は早い段階から、音楽科として卒業式は合唱ありでという意向を伝え、今のところ歌う案で進められています。

子どもたちは頑張っている!

学校現場は感染症対策でさまざまなことを制限しています。
音楽の授業一つとっても、マスクをして歌うのは当たり前、距離を十分にとって、リコーダーは吹くな等。

私は夏頃から生の演奏会や舞台になるべく足を運ぼうと思い、オペラやオーケストラ、バレエやミュージカルなど、さまざまな芸術を楽しんでいます。
生の舞台で得られる感動は、心が満たされるような感覚になります。

さまざまプロの舞台を拝見して思いますが、どこの団体がマスクすることを強制され舞台に上がっているのでしょうか。
マスクをつけたまま合唱する歌いにくさや息苦しさを大人は分かっているのでしょうか。
子どもたちは健気ですので、大人の言う通りにマスクをつけて大きな声で歌います。マスクに隠れて見えない中で一生懸命表情を作り合唱します。
そして本当に純粋に、「歌うって楽しいね」「みんなと歌うって感動する」と言います。

本当に一日でも早く、子どもたちがのびのびと演奏できる日が来るといいなと願います。
それまで、私は音楽を楽しむ種を少しずつ植え続けていきたいと思います。

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