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音楽教員の娘 ピアノコンクールに挑戦する

中学校現役音楽教員のmusicgardenです。
長女がピアノのコンクールに出ました。
長女がコンクールに挑戦したいと言った年、コロナの影響でコンクールが動画コンクールになりました。
一昨年、昨年の2年間動画コンクールに出て、今年は対面のコンクールに初挑戦!

コンクールまで道のり

コンクールまでの道のりは、ピアノの先生が監督、ピアノ科卒の私は日々の練習を見守るコーチのようでした。
長女は自分に甘いので、「まぁいいか」となりがち。今の時代その考えは良い方向に働くこともあるのですが、コンクールに向けての練習では足を引っ張ります。練習が上手くいかず、何度も号泣しました。
練習で意識したことは、自分の音を聴くことです。とにかく集中して自分の音に耳を傾ける。メロディーがきれいに出ているか、ペダルがにごっていないか、フレーズを意識して歌えているか、すべて自分の耳で聴いてコントロールするしかないのです。

コンクール本番

なんとか本番に間に合うように曲は仕上がりました。体調もバッチリです。
しかし、本番の演奏は今までにないほど豪快にミスりました。
初めての対面でのコンクールの緊張感と入賞したいという欲望に負けた長女。
終わった途端大号泣。あれほど練習したのに上手く弾けなかった悔しい気持ちは痛いほど分かります。
過去2年間の動画コンクールでは、先生のご指導のお陰で賞をいただけて、「私ピアノ上手かも」ときっと少し勘違いしてた長女。
「たくさん教えてもらったのに上手く弾けなかった」「もっとたくさん練習すれば良かった」弾き終わった後、泣きながら色々とつぶやいていました。
上手くいかなかったことも含めて、長女にとって本当に良い経験になったと思います。

コンクールを通して感じたこと

コスパ、タイパを求める現代で、真逆のことに日々挑戦する娘たち。
どんなに時間をかけて頑張っても上手くいかないこともある。それでも自分が決めた目標に向けて、困難を乗り越え、前向きに進んでいく力を養ってほしいです。

さて、来月は次女の動画コンクールファイナルの撮影です。予選、本選と金賞をいただき、先生の求めるレベルもどんどん上がってきているように感じます。
長女のコンクールまでの奮闘を、容量の良い次女はじーっと観察していました。どうやら刺激を受けた様子で、自分が納得いくまで何度も練習しています。

娘たちを通して色々な世界を覗かせてもらい、娘たちの頑張りは、私の一番の刺激になっています。
私も娘たちに負けないぞ〜と日々思います。


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