惑星アブノーマル ライブレビュー! 結成10周年記念ワンマンショー「Arcana X」(2021年8月6日開催) 華やかで、ダークな、めでたく、賑々しいパフォーマンスを実況レポート!
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惑星アブノーマル ライブレビュー! 結成10周年記念ワンマンショー「Arcana X」(2021年8月6日開催) 華やかで、ダークな、めでたく、賑々しいパフォーマンスを実況レポート!

【惑星アブノーマル結成10周年記念ワンマンショー「Arcana X」】
惑星アブノーマル結成10周年を記念したスペシャルワンマンライブ
日時:2021年8月6日(金)18時30分開演
会場:赤羽ReNY alpha (有観客&配信公演)

【ライブレポート】
2021年8月6日(金)夕刻、赤羽ReNY alphaにて、惑星アブノーマルの結成10周年を記念したスペシャルワンマンライブが開催された。公演形式は有観客プラス配信の1時間半。1曲めからラスト曲、アンコール曲まで、「惑星アブノーマル」による、ときに華やかに、ときにダークな、めでたくかつ賑々しいパフォーマンス。会場の客席もステージも、その場を共有したもの全てが、一つとなり、休む間もなく、楽しまされ続けた!多幸感!

ほぼ予定開始時刻の18時30分にスペシャルワンマンライブは開始。ステージのカーテンが上がるや、細かいプリーツの入った長いそでとドレープのスカートがゴージャス感とカウンターカルチャーの自由さを抱かせる、白いサテンのドレスに身を纏った「TANEKO」がイントロに合わせて歌い踊り出す(対して、一方の「テナ」は、真紅の衣装!)。

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まずは、「ユキコ」(2013年)。サビのパートでステージのスクリーンに映し出される雪の結晶の乱舞を前に歌う「TANEKO」の熱唱は、真夏の東京の一角に、一陣の涼風を感じさせる。「惑星アブノーマル『Arcana X』へようこそ!」の一声に続いて、シンセとベースが奏でるベースラインが、ライブでは、さらに上半身と下半身を強力にアタックする「痴話喧嘩」(2018年)。矢継ぎ早に畳み込むように、8月4日にリリースしたばかりのアルバム「Foundation」からの1曲「求ム!非日常」(2021年)。「テナ」のコーラスも交えながらのダイナミックでエモーショナルなパフォーマンスは、「惑星」ライブでの必聴曲として追加された感あり。早くも曲に合わせて口ずさむ予習バッチリのオーディエンスも。シアトリカルな名曲「月夜海水浴」(2013年)では、「ナガシマタカト」のドラムスに心揺さぶられる。

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ちょっとレイドバック感も醸し出されつつ始まる「あの日の僕ら」(2018年)では、「サカモトノボル」のうねるベースの畳み掛けるリズムに、オーディエンスも安心して「TANEKO」の振りに合わせてステップ&ダンス。「TANEKO」がお立ち台から熱唱し、「世古一真」の、哀愁を漂わせながらも鼓舞するギターがかっこいい「二度目の墜落」(2020年)まで、6曲ノンストップ!

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ようやく訪れたMCタイム明けの1曲は、一体感の振付けでいつも会場を最高潮に包み込む「BE P!NK」(2016年)。この余勢を駆って、「ムテキの恋人」(2015年)でも、振付け&手拍子でオーディエンスも「TANEKO」の熱演に応える。ライブならではのイントロのバリエーションも微笑ましい「愛してやまない」(2013年)は、会場にこだまするアウトロのカッティングギターが心地よい。「ひとりになれない」(2017年)は、秀逸なバンドアンサンブルで客席(立ち席ですが)は、ソーシャル・ディスタンシングを遵守しながら、ダンスフロアと化す。

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2回目のMCタイムで、メンバーを特徴づけながらも、手短に紹介し、ニューリリースのアルバム「Foundation」のことに触れた後、そのアルバムからの曲を立て続けに3曲演奏。まずは、「陶器顔」(2021年)。腕上げ・腕振り、コール&レスポンスも交えた、パワフルでハードなパフォーマンスは、これぞライブの醍醐味という感じに全身に響く。ハモンドの音色も物悲しく、モノクロームな心持ちにさせられるダークポップ「NEW GAME」(2021年)では、ときおり、身も心も、極彩色の、真逆の世界に連れ出される錯覚を覚えさせられる。つんざくギターを従え、ピアノが刻むリズムがフィーチュアされた「祈り」(2021年)は、ロックバラードのように胸に染み入り、ビートロックのように盛り上がる、ライブ映えするハードなポップ。

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「後半戦、まだまだ、行けますか〜!」の掛け声に呼応してスタートする「怠惰」(2018年)。オーディエンスの胸に迫り気持ちを駆り立てるベース、ドラムス、ギター、キーボードがそれぞれ粒立って、ボーカルをバックアップする安定感のパフォーマンス。さらにこれでもかと急き立てるような「生贄」(2018年)は、バンドサウンドの極致。令和のサロメかと思わせる「TANEKO」本人も指輪が「ぶっ飛んだ」ほどの好演。

続くMCは、「あっという間」(©︎テナ)の10年についてとことん喋っていたい気持ちを抑えつつ、短めに切り上げて、「蜃気楼」(2018年)が、ハードな歌唱・演奏で、熱くなったベニューをさらに熱くする。冷めることを知らない興奮状態のまま、本編ラスト曲となる「シーシュポス」(2020年)で大団円。アンコールは、「愛してやむなし」。またまた会場全体しっかりとシンクロした振付けで、和やかに、20時前に予定どおり、デビューから最新作までを網羅した、本編+アンコールで圧巻全18曲のライブは終演。

会場のオーディエンスからもステージ上のサポートメンバーからも熱量の高い「惑星」愛が感じられる、一体感(United by Emotion!)でおおい尽くされたライブ。「惑星アブノーマル」のみにとどまらず、同じような状況にいる他のアーティストにも光明を与えるものと言える10周年ワンマン。「惑星アブノーマル」からは、ライブ・新作リリースとも、今後も目と耳を離せないと確信する。

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【セットリスト】
01. ユキコ
02. 痴話喧嘩
03. 求ム!非日常
04. 月夜海水浴
05. あの日の僕ら
06. 二度目の墜落
(MC1)
07. BE P!NK
08. ムテキの恋人
09. 愛してやまない
10. ひとりになれない
(MC2)
11. 陶器顔
12. NEW GAME
13. 祈り
14. 怠惰
15. 生贄
(MC3)
16. 蜃気楼
17. シーシュポス
Encore. 愛してやむなし

【ライブメンバー】
惑星アブノーマル:
TANEKO vo.
テナ kb.

サポートメンバー:
世古一真 gt.
サカモトノボル ba.
ナガシマタカト dr.

(なお、本稿で使用したライブ会場での写真は、「惑星アブノーマル」本人からの許可を得て掲載しています(@WakuseiAbnormal、および、@alextaneko より。Photos by 美澄)。)

【「惑星アブノーマル」の試聴はこちら】

【ニューアルバム「Foundation」の試聴はこちら】

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