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フルートの発表会の準備

毎年恒例のフルートの発表会が近づいてきました。
発表会のドレスコードは男性はジャケット着用、女性はロングドレスです。

私は人生50歳を目前に、フルートともう一つ始めたことがあって、
それはフランスのオートクチュール刺繍というものです。

いわゆるハイブランド(シャネルやクリスチャン・ディオールなど)のオートクチュールドレスに施されるスパンコールやビーズの刺繍のことです。最近では美術館でクリスチャン・ディオールやシャネルのドレスの展覧会もあり、素晴らしい刺繍のドレスを間近で見れるのも楽しみの一つです。(一着、半年くらいかかかるそうです。)

東京都現代美術館にて開催された「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展覧会にて
素敵な色合いのビーズ刺繍のドレス

もうかれこれ30年以上前に、パリには専門の学校があることを知って、うーん遠いなあ😢と、諦めておりましたが、月日も流れてこのパリの学校で学んできた方が近くにいらっしゃって個人レッスンをしてくださるとのことで、2年ほど習いました。(パリの学校がやってきた😊)先生は海外のバレエ団やミュージカルの衣装を手がけていらっしゃいますが、ドレスなんてとてもじゃないですが無理ですけど、アクセサリーくらいなら1.5日でできてしまうので、発表会のためのピアスは毎年ドレスに合わせて作っています。
ヴィンテージもの、アンティークもののビーズやスパンコールを集めるのも趣味になってしまって、もう一生分ありそうですが(作りきれないくらい🤣)、最近はなかなか時間が取れず、時々ビーズを収納している引き出しを開けて、眺めるだけでもちょっと幸せな気分です。(危ない感じです)

リュネビル刺繍といって、特殊な針で刺繍をしていきます。1つ1つ手縫いよりも早くでき上がります。
1.2mmのビーズや3mmのスパンコールを刺繍していくので、拡大鏡のメガネ(ハズキ)は必須です。
この刺繍の特徴は、大ぶりでも見た目よりもとても軽く、カラダに負担にならないのでラクです。

今回はダークネイビーのドレスなので、ブルーのヴィンテージビーズをアクセントに入れてみました。

あとは、ドレスのシワにアイロンをかけ、発表会専用の靴を押し入れから取り出して実際に着て履いて練習してみます。ハイヒールなんて1年に1回、この日しか履かない😆ので、ちょっとは慣れておきます。

年に一度の正装での発表会は、身が引き締まる儀式として楽しんでおります。
さて、今年もどうなることやら。


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