コードを覚えよう15 〜サブドミナント

Cmajor の曲で、出てきがちなコードがCFGでしたが、Cがトニック、Gがドミナントという役割はわかったけれど、Fには何も役割はないのでしょうか?


FはCmajorのダイアトニックコードの4度の和音で、

サブドミナント といいます。

C(Ⅰ度)がトニック(T)=主和音
F(Ⅳ度)がサブドミナント(SD)=下属和音
G(Ⅴ度)がドミナント(D)=属和音

トニックは主和音、サブドミナントは下属和音、ドミナントは属和音、それぞれ日本語での表し方です。

サブドミナントの役割は、コード進行に彩りや潤いを与える、とのことですが、

トニックとドミナントだけだと、進む→止まる→進む→止まる、のような、パキパキした雰囲気になるところを、
サブドミナントを使うと、少し回り道をして周りの景色を楽しみつつ、止まる方向に向かう、といった少しやわらかい雰囲気にすることができる、

といった役割があるのかなと思います。

これはあくまでも一般論で、コードを並べてその響きにどのような印象を持つのかは、それぞれ個人個人違ってくると思います。

色々なコードを覚えて、色々な並べ方をしてみて、自分なりの音の世界をを作り出せるようになったら、楽しいですね!

トニックのCからサブドミナントのFに進む時の使い方ですが、これも転回形を使うのが良さそうです。

G→A
E→F
C→C

と演奏するとスムーズかなと思います。

さあ、このFはどのように転回されているか、わかりますか?
セブンスコードに比べたら、トライアドはかなり分かりやすいですね。

CとFの転回形

出てきがちなコードはまとめて、手元を見なくても音を出せるように練習していくとよいと思います。

C major のT→SD→D→T

左右どちらの手でもよいですし、ヘ音記号ト音記号どちらか読みやすい方だけでもよいので、出てきがちな3つのコードを続けて弾けるように練習しましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?