コードを覚えよう2 〜スケールを覚えよう
さて、アルファベットと音名がしっかり結びついたら、アルファベットと和音が結びつくようにしていきます。
和音はスケール(音階)の何番目の音を使うのか、これが重要になりますので、スケールがわかっていると、スムーズにコードを理解できるようになるかと思います。
スケール、メジャー(長音階)12コ、マイナー(短音階)12コ、スラスラ弾けますか?
弾けない、という方のために、攻略法をいくつかお教えします。
理論はよくわからないし理解できない、何かを考えながら弾くのが苦手な場合
このタイプは、ひたすら弾く、のがよいでしょう。
ハノンの39番、バーナム全調の練習、その他、スケール(音階)練習が載っている教本をひたすら弾きましょう。
その時、自分が何の音を弾いているのわからなくなることがありますので、何調なのか(例えば、Cメジャー、Gマイナー、D♭メジャー、等々)と、そのスケールの最初の5音を声に出してから、弾くとよいと思います。
楽譜は読めない、ひたすら弾いても覚えられない場合
なるべく労力を使わないでスケールを理解していきましょう。
ドレミファソラシド
これは鍵盤の白鍵だけ弾けるスケールです。C(ドの音)から始まるメジャースケールで、
C major と表記します。
では、Cを1番目として、5番目の音は何でしょう?→ドレミファ“ソ”
5番目の音G(ソ)から始まるメジャースケールを考えます。
ソラシドレミ“ファ”ソ
Gから数えて7番目にあたる“F”の音を半音上げます。
ソラシドレミファ♯ソ
完全5度上の音を最初の音として始めて、7番目の音を半音上げる、つまり7番目の音に♯をつける。
Gを1番目として、5番目の音Dから始まるスケールは、D major レミファ♯ソラシド♯レ
一度出てきた♯は無くなることなく、♯が6個になるまで増やし続けます。
スタートの音を5度上げて7番目の音を半音上げる、を繰り返して、♯を6個まで増やすと、F♯から始まる、F♯major ファ♯ソ♯ラ♯シド♯レ♯ミ♯ファ♯にたどり着きます。
F♯majorですが、これは♭6個の調、G♭majorと同じ音です。
スタートの音G♭の G♭major スケールにおきかえます。
ソ♭(ファ♯)ラ♭(ソ♯)シ♭(ラ♯)ド♭(シ)レ♭(ド♯)ミ♭(レ♯)ファ(ミ♯)ソ♭
→ソ♭ラ♭シ♭ド♭レ♭ミ♭ファソ♭になります。
ここから先は、♯6個のF♯major =♭6個のG♭majorとして考えていきます。
G♭の5度上の音をスタートにして7番目の音を半音上げるとどうなるのでしょう?
D♭がスタートの音になる、D♭major レ♭ミ♭ファソ♭ラ♭シ♭ドレ♭
G♭ majorに出てくるドには♭がついていました。ド♭を半音上げるには♯をつけるのではなく、♭を無くします。
ここから先は、5度上げて7番目の音を半音上げる、というのは、7番目の♭を無くしていく、ということになります。♭の数が減っていきますね。
これを繰り返すと、♭無しもちろん♯も無しの C major に戻ります。
楽譜が苦手な人でも、スケールを理解する事は可能です。なので、分かりにくいのは承知の上で、譜例無しで文字で説明しました。
スケールの譜例はググると沢山出てくると思います〜
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