コードを覚えよう8 〜移動を少なくするために転回する

この動画で弾かれているコードを記します。

CCCC
CCCCGGGGFFFGCCCC
CCCCGGGGFFFGCCCC
EmEmEmEm AmAmAmAm FFFFGGG
CCCCGGGGFFFGCCC

まず最初の C→G の移動、難なくできますか?
Cから5度上げるか4度下げるとGになりますが、サッと探して移動できますか?

演奏例でのC→Em も、6度下げて弾いています。う〜ん、遠いですね。

3度上げる下げる、くらいならば、移動するのもそんなに苦ではない、と、思うのですが、移動が4度以上になると、移動先を探すの大変だと思うのです。

大変じゃない人は、まあ、そのまま弾けばいいんですけど、大変だなぁ、さっさと弾けないなぁ、と、思った人は、転回 を覚えましょう!

・転回とは

和音の順番を入れ替えることです。

Cmajorのトライアドの1番下の音がCだと
CEG
の順になります(基本形)。

今度はEを1番下の音にすると、
→EGC
の順になり(第1転回形)、

Gを1番下にすると、
   →GCE
の順になります(第2転回形)。

ルート音はいつでもトライアドの1番下にいるわけではなく、移動する事ができます。

アルファベットの文字だけを見て、これ無理でしょ、だってCはEの3度下だから、EよりもGよりも上にいくなんて無理でしょ!

そんなことを思う人もいるかも知れないですね。

楽譜に表しますと、

基本形 CEG
第1転回形 EGC
第2転回形 GCE

です。
第1転回形はGの4度上にCをおきます。第2転回形にいたっては、基本形と同じ場所なのはGのみ、CもEも基本形の1オクターブ上の音になります。

この3つ(基本形、第1転回形、第2転回形)は全て、Cmajorコード なのです。

転回形で音の順番が変わっても、

CmajorのトライアドCEGの音が使われていたらCmajorコード

になります!!!

1オクターブの中の12音(白鍵7音黒鍵5音)だけに限定して考えてしまわずに、楽器や声で表現できる広い範囲の音について考えていきましょう。

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