コードを覚えよう18 〜同主調で考えるマイナースケール

コードを覚えよう17でAminorが出てきて、

いやー、ここでAが出てくると難しいわ、できればCを基本にして覚えていきたいのですけどー、

そんなことを思った人もいると思います。

それにお応えするのが、同主調のマイナースケール、になります。

字から想像できるように、同じ主音(ルート)を持つマイナースケール(短音階)です。

今までCmajor で考えてきましたので、Cmajorの同主調、Cminorのハーモニックマイナースケールを考えてみます。

全音半音の並び順は平行調と同じで、

全半全全半全半

なので、

Cのハーモニックマイナースケール

C D E♭ F G A♭ B C
 全 半  全 全 半  全  半

となります。

これを楽譜に表すと、

Cのハーモニックマイナースケール

えーと、どうしてBのところに、♮がついているのですか???

それは、このCminorのスケールを、調号を使って表すとみえてきます。

調号使ったCのハーモニックマイナースケール

最初の部分に、♭(フラット)が3つ書かれています。これは、

BEAの音は♭をつけて演奏しなさい、

という指示です。

この楽譜通りに音を出すと、

C D E♭ F G A♭ B♭ C

となります。が、Ⅶ度のB♭→ルートのCは半音であることが望ましいので、

Bにつけるはずの♭はつけない、

という指示の、♮(ナチュラル)を、Bにつけています。

メロディックマイナースケールについても、同様に考えます。

Cのメロディックマイナースケール上行
調号を使って表したCのメロディックマイナースケール

調号を使わない表し方と、調号を利用した表し方、どちらがわかりやすいかは、人それぞれだと思います。

Cminorのスケールの構成音がわかっていて、スラスラ出てくるのでしたら、どちらで表してもよいと思います。

ちなみに、調号を使って表した楽譜についている番号は、運指です。

左右どちらの手も、

親指1
人差し指2
中指3
薬指4
小指5

です。

楽譜の上に書かれている数字を右手、
楽譜の下に書かれている数字を左手、

で、練習してみましょう!

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