30代で婚活した話 3
いよいよお一人目の方と直接会うこととなりました。 注文を付けまくったデータマッチングの末、コンピューターが選別したお相手です。
その方は地方公務員の方でした。
相手の顔はあらかじめ3CM ×4CM の写真で確認していました。よくも悪くもなくというところです。普通が一番だ。うん。
相手の趣味もあらかじめお互いにわかっています。 私はクラシック音楽を聴くのが趣味なのでそのことを書いていました。
地方に住んでいる場合、車がないと移動ができないので ほぼ全員車を持っています。
車について言うと相手が30代40代の場合、社長のようなものすごい大きな車に乗って来られても困るし、 軽自動車に乗って来られてもどうかなと思います。 なぜかと言うと軽自動車に乗ることで満足ができるくらいの志だと低すぎない?と思っているからです。
この方は軽自動車ワゴン R に乗ってこられました。 この車を見ただけで私は気分が7割下がっています。 では、お相手の車に乗ってドライブしようということになりました。
この方、とてもとても緊張されています。 田舎道のドライブではありますが、時速50 km の道を38 km で運転されています。 気がつけば必ず車の列の先頭になっていて、後ろに4台5台車が連なっています 。ありゃりゃという感じです。(緊張されているのだとは思いますが)
「クラシック音楽がお好きだと聞いたので CD を持ってきました。 僕はクラシックが分からないので、これならどうだろうと思ってセレクトしました。」
かけてくださった曲が モーツァルトのオルゴール曲です。 初ドライブの車内でオルゴールの曲がポロンポロンと流れるのです。 なんかこの雰囲気絶対違うだろう!
本当にごめんなさいこの曲好きじゃないんですと言ってカーステレオのスイッチを切らせていただきました。(感じ悪い事してますよねー。耐えられなかったんです。車を降りたかったのです。)
公園を二人で歩いていたら、犬を散歩しているおじいさんがやってきました。
実はですね。僕は、幼稚園の時と 小学校の時と 中学校の時と 高校の時に犬に噛まれたことがあるんですと告白されました。
んん?
幼稚園の時の話です。山道を友達と一列になって歩いていたんです。先頭を歩いている友達は、ススキをでブルブル振り回しながら、自分は何も持たずに。野良犬がやってきて、先頭の友達は草を振り回してるから野良犬は行かず、犬は自分の足にガブッと噛みつきました。親に病院に連れて行かれて狂犬病の注射をお尻にズブっと打たれました。
小学校の時はバス停でバスを待ってたら、犬がやってきて、また犬に噛まれました。そして、病院に連れて行かれて 狂犬病の注射を打たれました。
中学校の時は部活でどっかに行っていてその時に犬に噛まれました。
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この人いったいどんな人なのさ。
「結婚するのなら、運の悪い人は嫌だなぁ。」
と思った一日でした。
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