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30代で婚活した話 6

 【30代で婚活した話 4】の続きです。

 読まれていない方は、こちらからどうぞ。

こちら → https://note.com/musica_maru/n/n74ccffa24a1d

 学生時代は柔道部員、今は普通のサラリーマンのお相手との3回めのデートです。今回は、私の住んでいる街でのデートです。駅前で待ち合わせをしました。季節は夏になりかけていました。これまでお相手は耳が隠れるくらいのショートヘアでしたが、耳が全部見えるくらいの髪の長さになっていました。

 「んんん?」

 「なんで耳たぶがぐちゃぐちゃなの?」

 以前お会いしたときには、見ることのなかったお相手の耳たぶがぐちゃぐちゃなのです。

 「うわっ、気持ち悪い。」

 (目で)確認しても、

 (目で)確認しても、

耳たぶがぐちゃぐちゃなのです。このことをお相手に言うのも、、、、どうだろう。。。言えない。。。。

 もう、こんなことを思っていると、デートは楽しくありません。

 せっかちな私は、お相手に「どうしても結婚という気になれません。」とお断りをしました。その場で。

  その時、お相手は、

 「あぁ、そうですか。。。これまでは、メールや電話でお断りをされていて、直接会ってお断りをされたことがなかったので、ぼくは、少し、進歩だと思います。ありがとうございました。」

 (この人、いいひとだよなぁー)

 さっそく、次の日、職場で昨日のことを友人に話しました。

 「それさぁ、柔道を真面目にやっていたって証拠なんじゃない?」

 「えっ??」

 「柔道をやってる人って、何かの技で、耳がそういうふうになることがあるらしいよ。」

 「えっ??そうなの?スポーツ興味ないから、なんにも知らないよー。」

 あらら。。。。。。。。縁がなかったということですね。

今頃、きっとお幸せになられていると思います。今思い返してみても、素敵な人だったよなぁ。本当に本当にその節はありがとうございました。







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