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音大生・演奏の場

こんにちは。音楽家を目指してドイツに留学中の音大生の母、大芋です。

音大生と一口に言っても専攻は色々と思うのですが、本番やってナンボの専攻では演奏の場が欲しい。

日本の大学では、まず、子の専攻の場合、カリキュラムとしてオーケストラや室内楽の授業もありました。室内楽は大学としての発表の場が全員にある訳ではありませんでした。
その他、どなたかの試験での助演や作曲科の方の曲を学内の演奏会などで音にする等、本人にとってはカリキュラム外ですが良い勉強の場になっていたのではと思います。

学外ではどなたかの主宰してくださる演奏会に参加することもありますが、そういうものは曲が決まっていたり、自分でプログラムを組んでよいものでも制約があることも多いので、本人が楽しいのは色々な試みのプログラムを考え挑戦できる自主企画の演奏会でしょうか。こちらは会場探しから宣伝までこなさなければなりませんが。

その他、演奏の場が欲しいので、ボランティアで弾かせていただける施設をあたったとおっしゃっていた方もいます。
コンクールに挑戦し続ける方もいらっしゃいます。

ここまでは日本にいた頃の話

日本にいた時は自主企画の演奏会をやりたい子芋でしたが、ドイツではどうなのでしょうか。まだやっていないよう。
仲間内でやろうかという話も出たようですが、学生が入場料を取るのは色々ややこしい…みたいです。
それで入場無料にするためにスポンサーを探すのだそうです。
お仲間が日本円で3桁に近い額(!)を取り付けたようですが、それでも開催するかわからないと。まだ足りないらしいのです。色々な経費に加え、演奏料をちゃんと得られるくらいの額が集まらなければ演奏会そのものをしない、ということのようです。
自分達で企画したとしても、「赤字にならなければいい」とか、「演奏代はあまりないが仕方ない」なんて発想はなさそうです。
そして多くの演奏会の裏にはスポンサーがあるのでしょう。これも文化か。

子芋がまだ学外での自主企画をしていないのは、自分でやらずともそれなりに楽しい演奏の場があるのではないかという気もします。大学関係の演奏会は、色々首を突っ込んでいるせいか今までやったことのない作曲家の作品もありでワクワクするようですし、学外で(バイトなのか?)の演奏会参加もそれなりにあるらしい。加えて自分で参加するセミナーも最後は演奏会です。

それなりに演奏する機会があって忙しそうだな、というのが母の感想です。プロに混じっての合奏は勉強になるでしょうし。
今のうちに沢山勉強して引き出しを増やしてくださいなと思います。

ところで、学生であれば、勉強ですから大学が提供する演奏の場もあるでしょうし先生経由で演奏のバイトのお話をいただいたりもしたようですが、卒業した後はどうなるのでしょう…。そこからが正念場なのかな、と思う母でした。

✐プロの〇〇オーケストラのアカデミーというものがあります。これは、お給料もでて勉強にもなるありがたい制度。そしてそこから正団員になる方も。アカデミー生になるにもオーディションがあります。


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