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辻占日誌:仮面を脱いでいく。

はてさて。キーボードが壊れてしまったので新調しました。今度のは長く使えるといいな。やっぱりnoteを書くときだけはキーボードで打ちたいのですよ。長文なので。そんなどうでもいいこだわりを披露しつつ、今日も日記的に書いていきましょう。

2021年初の大宮「画家の小道」でした。

画家の小道とは…埼玉県大宮市のJR大宮駅から徒歩5分ほどの路地で毎月第3日曜日に密かに開催されているマーケット。参加者は無料で出店して、自由に作品を展示したり、販売したり出来るのだ。

この催しを知って3年くらいになるだろうか。初めて参加した時は、絵と占いとアクセサリーとポストカードと…と、とにかく何でも持っていって売ってみたんだった。初めて路上で占いをしたのも「画家の小道」だった。それから地元でも路上に出るようになって、それから自分の世界は結構さま変わりしたので、とてもありがたいきっかけだったのだと思う。画家の小道は、ポストカードや雑貨を携えて,今も時間があると参加するようにしている。

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今回参加した画家の小道では、占いのリピーターさんが来てくれた。本当にありがたい。友達も連れて来てくれて、それぞれが占いを受けてくれて…本当にありがたいことだ。まさかの大宮でもリピートがあるなんて。地味にすごいことだなと思う。

なんか、頑張って集客しようとか売ろうとか思わなくなってからの方が、仕事としてはうまくいっている気がする。迎え入れられる余裕が出来たということかも知れない。「来るに任せる」みたいな感じがあって、お客様を自分ではコントロール出来ないので、コントロールすべきは自分の調子とか、姿勢とか、準備に手を抜かないとか、そういうことだけなのだな、と思うのだ。「いつでもどうぞ」という余白を持っておくこと、とも言えるかも知れない。

本当にガツガツとお金!集客!ってしていた時期もあるんだけど、その頃よりもきっと随分ラクに出来るようになってきた。


「お商売ってさ、人とするものなんだよ」かつてそう教わったことを思い出す。私は、その意味をきっとその時は全くわかっていなかったんだと思う。だけど、こうして曲がりなりに自分で歩きながら、確かめていくんだろう。何度も何度も。



あの頃の私は、自分を誇大に見せようとしていたし、あるいは自分に何が出来て、何が出来ないのかわかっていなかったし、自分と他人の区別も曖昧だったし。誰かに出来ることは自分にも出来ると思い込んでいたし(それは盛大な妄想であり思い込みだったわけだが)、要は自分のことがまったく客観的に見れないやべぇ奴だったんだけど、そういうやべぇ奴でもそれなりに訓練をすれば何とか「人」にはなれるのだと思う。

今ももちろん迷ったり考えたり、どうしようかなと思うことはあるんだけど、それでも自分をジリジリと追い立ててきた焦燥感のようなものは、随分と小さくなった。

多分、私は私になりたいだけなのだ。もっと自分自身でありたい。自分に恐ろしいくらいに正直でありたい。

自分自身がもともと嘘つきだからこそ、人の嘘もよくわかるんだ。多分。人が自分を曇らせるために自分自身に対して吐く嘘というのは巧妙で何重にも張り巡らされている。それを「もうその嘘はやめてもいいんじゃない?」と言っているだけなのだと思う。

誰かに対して嘘をつく、という話ではなく。自分自身を見ないために嘘をついていくんだ、人は。そして、それをしているとどんどん仮面の自分が肥大化していって、仮面だったはずなのに脱ぎ方がわからなくなって、そして脱げなくなって仮面のまま生きていくんだ。仮面を着飾ることを覚えたり、仮面をより巨大にすることに熱心になり始めるんだ。その醜い仮面を「自分だ」と信じながら。

でも、それは自分じゃなくて仮面なので、自分の人生経験値は一向に積めないんだ。仮面の嘘のステータスだけが高くなっていって。いつまでも仮面の中身の自分は幼稚のまま。そうやって仮面が老いて死んでいく人がどれほど居るんだろう。

今、仮面って言い方してるけど、実際に結構な人が仮面で生きているわけなんですよ。仮面の人生を仮想空間で展開しているのと変わらないわけで。それはもうやめてもいいんだよって話を今後もっとたくさんしていくんだと思います。


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自分を縛り付けていた鎖を解き放って、旅立つのですよ。まっさらな自分になれる場所へ。…そんなタロット。


そんなわけで、今年もまた折に触れて画家の小道には参加したいなと思います。

(話だいぶとんだ気がするけど大丈夫か)(まぁいいじゃん)(お気付きの方もいらっしゃると思いますが上遠野浩平が好きです)


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