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とある女性と宇宙の話。

そろそろ、拙いながらも書き留めておきたい話がある。

友人だったとある女性の話だ。

彼女はとても魅力的な人だった。純粋な人だった。優しい人だった。強い人だった。厳しい人だった。私は彼女が好きだった。

ともに過ごす旅が終わって、少し時間がかかってしまったけど、私から見た彼女のことを書き留めておきたいと思う。どういう形式にするか、まだ手探りだし、どこまで書けるかもわからないけど。書き始めておかないときっといつまでも何も書かないで終わってしまいそうだから、未熟でもいいからやり始めたい。

彼女とはSNSを通じて知り合った。当時は「好きなことをする」「起業」みたいなことが流行り始めた頃で、私もその波に乗りたい人の一人だった。アクセサリーを作り、ネットで売り始めた。彼女は少し特殊なオーダーアクセサリーを作っていて、その記事を見つけてシェアしたのが始まりだった。そのうち彼女の方からメッセージをくれて「何かコラボをしよう」という話になり、彼女が東京に来る時に実際に会ってみることになった。そうして何度か会い、メッセージのやりとりをしたり、通話をしたりしているうちに親しくなり、彼女のしたいことややってきたことを知る中で、私は次第に彼女と、彼女が話してくれた話に夢中になっていった。そのうち、コラボでの企画をいくつかやらせてもらったりしながら、次第に彼女の仕事を手伝うような形になっていった。手伝うといっても、実際に何かしたわけではなく、話し相手のようなものだったんだけど。彼女の話を聞きながら、彼女がしたいことを聞いてはおもしろがり、不思議な話や過去の思い出や、あるいは宇宙の話や、プライベートなことや、恋愛のこと、それこそ、ありとあらゆる話を話してくれた。そうして、今考えると尋常ではなかったのだけど、ほぼ毎日ずっと通話をし続けるような状態になっていった。

そんな折に、彼女にとって大きな変化のきっかけがあった。チャネリングで宇宙の存在とのコンタクトが始まったのだ。先に言った通り、その頃には既に毎日通話する関係だったので、奇しくも私もその瞬間に立ち会うことが出来た。

それから、宇宙の存在との対話が始まった。それは彼女にとっての「リハビリ」だった。宇宙と繋がり続け、どのような場所でもチャネリング出来るようになっていった。ご飯を食べながらでも、雑踏を歩きながらでもチャネリングし続ける特訓をしたり、あるいはさまざまな意識の変化をし続ける時間だった。それは、実際に起きた出来事から真実を見出していくものの見方であったり、宇宙の常識や現在の地球の状況を知る授業のようなものだった。とてもおもしろい話ばかりだった。私はメモ魔だったので、夢中になって話を聞きながらノートにメモし続けた。毎日何ページも書いていたので、あっという間に何冊にも溜まっていった。



彼女と離れてから、正直どうしていいかわからなくて、でもお酒に溺れることも恋愛(という名の単なる寂しさの埋め合わせ)に夢中になることも出来なかった。そうして、今の自分でも何か出来ることはないのかと問いかけ続けて、ふと思いたって占い道具を用意して路上に飛び出した。占いでは彼女から教わった内容を伝えたいと思ってやり始めた。上手くは喋れなかったけど、カケラでもいいから伝えたかった。

彼女とともにいる間も、離れてからも、当時の膨大な記録ノートは手元にあり、時折眺めては何かしらの形にしたいとずっと思っていた。実は、その作業については何度もトライして失敗している。だから、今回もこうして書き出してはみたものの、どこまで書けるか正直分からない。だけど、少しずつでもいいから書き留めておきたい。でないと、私はもらったものをどこにも返す術がない。彼女からもらった膨大な愛を私はどこにも返す先がない。彼女に依存し、彼女から奪い続けたそれらを独り占めしていても私には使いこなせない。そして、独り占めしていいような類のものではない。だからこれは備忘録のようなもので、とりあえずはあなたの暇つぶしに読んでくれたらそれでいい。


これは私が観測し続けた記録なので、正しいとか正しくないとかは言及しない。そもそも自分の知ってる範囲を超えた話を書いていくのに、正しいかどうかなんて確かめようもないし、調べるだけ誤情報が増えていくので時間の無駄とも言える。何を採用するかはあなたの自由だ。だけどこれから書くさまざまなことは、きっとあなたのこれまでの考えを揺さぶることもあるだろう。そんな時は無理に答えを出そうとしたりせずに、「そういうこともあるのかも知れない」「こういう見方もあるんだな」くらいに受け取っておいてくれたらいいと思う。また、個人情報やプライベートな部分は少しぼかしたりアレンジしながら書くこともあるのでちょっと辻褄が合わないところもあるかもしれないが大目に見て欲しい。

彼女のチャネリングが始まるほんの少し前に、私はどうしても眠くなって彼女との通話を切って仮眠をとったんだけど、その時夢の中で誰かに「今まで知っていることに何も正しいものはない」と言われた。今思えばそれはまさに天啓だったのだろうと思う。きっとあなたにとってもそうかも知れないと思うので、書き添えておく。


さて、今までほとんど触れてこなかった彼女の話と、彼女の仲間たちから教えてもらった宇宙の話をしようじゃないか。 


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