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【コンポーザーズノート】T0409の「へぇ~集」

コンポーザーズノート。今日は T0409 です。

Tをイニシャルに持ち、4月9日生まれの作曲家。
今回は フランチェスコ・パオロ・トスティ です。

声楽を学ぶ人であれば、ほとんどの方が彼の声楽作品を歌ったり、聴いたりしたことがあると思います。
イタリアの作曲家ということもあり、旋律の美しい作品が多いことに加えて、特に彼の晩年の作品中、言葉(詩)を語ることに軸を置いた作品(Consolazione, La seraなど)についても注目したいところです。
旋律を歌うこと、詩を語ること。声楽教師でもあった彼の「歌」への考えからは、学ぶものが数多くあります。

そんなトスティの「へぇ~」と思えるようなことを学生が集めてくれたので、ご紹介します。

へぇ~集:T0409

※「ほんとかな~?」と気になったものがあれば、真偽はご自身でチェックしてみてください。
※学生の文章をそのまま載せています。

・幼少期からヴァイオリンの神童として知られ、ナポリ音楽院でヴァイオリンと作曲を学んだ。

・詩人であるG. ダンヌンツィオと33曲をコラボレーションで作曲した。

・G. ヴェルディにも信頼される声楽教師としても有名だった。

・1880年ごろからロンドンに移り、イギリス王室の声楽教師を勤めた。

・晩年にイギリスに移住して「サー」という称号をもらっているので、サー・フランチェスコ・パオロ・トスティとも呼ばれている。

・当時イタリアはオペラ全盛であったが、トスティは声楽教師という職務から作品は歌曲が多く、イタリア近代歌曲の創造に力を尽くした。

・ユニークで人柄もよく愛されていた。

・英語は一言も解さなかったという説もある。

・教師業、指揮者、指導者としての激務が続き、狭心症になり、それが原因で亡くなった。死ぬ直前まで曲を書き続けていた。

・母語のイタリア語だけでなく、英語やフランス語が原詩の歌曲をつくった。

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