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【コンポーザーズノート】活動解説とM0127の「へぇ~集」

「コンポーザーズノート」って?

小田が担当する「ソルフェージュⅢC」では、直前の授業の最後に、例えば「M0127」というような暗号(作曲家の名前の最初の1文字+誕生日)を学生に伝え、次回の授業までに 

 ①その作曲家を特定し、
 ②その作曲家について「へぇ~」と思うような面白いことを、1人につき2つずつ、調べてくる 

というゲームのような課題を出していました。

M0127」の正体は、かの有名な、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)です。彼は1756年1月27日生まれです。

これから音楽の教員になる学生の授業として、なぜこんなことをしているのか。正直、僕の遊び心なのですが、まじめなこととしては、「授業の勉強=重要事項の暗記」にならずに、作曲家について自然に興味を持ち、その人の生きた時代や人生、そこから必然として生まれた作品に興味をもってもらいたいと思いました。そうして、この活動を通して感じた「面白い」と思ったことを、将来、子どもたちに伝えていってほしいな、なんて願って活動を設計しました。

作曲家のことを調べて、「へぇ~」と思うようなことを2つ見つけるって、意外と大変で、当たり前すぎることではダメですし、逆に難しすぎることでもこれまた「へぇ~」という共感は得られません。絶妙なものを見つけることが大切です。

この活動に絡めて、本来は、その作曲家の歌曲作品を毎回授業の本編と絡めて、詩の内容、音楽的な工夫、当時の社会的背景なども解説するような授業をしていますが、noteでは、コンポーザーズノートとして、学生が見つけてくれた「へぇ~」集をご紹介します。

へぇ~集:M0127

※「ほんとかな~?」と気になったものがあれば、真偽はご自身でチェックしてみてください。
※学生の文章をそのまま載せています。

・モーツァルトは、ボウリングやビリヤードが好きだった。自宅にもビリヤード台を置き、そこで作曲もしていた。

・幼少において虚弱であったモーツァルトに対する深い母親の愛情を一身にうけたことによって、ストレスの極めて少ない特殊な耳を持ち、それが作曲に影響している。

・マリー・アントワネットに「君をお嫁さんにしてあげる」と言った。

・35年の生涯の内、10年間を旅に費やした。

・アーモンドミルクとビールが好き。

・モーツァルトは排泄にまつわる駄洒落が好きで、「俺の尻をなめろ」というカノンも作曲している。

・「作曲家であるということは何時間にも及ぶ努力を意味する」。

・死因は様々な説が浮上しているが、中にはポークカツレツを食べて当たってしまった説もある。

・レクイエムは自分自身に捧げたのでは説。

・「モーツァルトの墓とされるもの」は、移転後に墓地の看守が他人の墓の一部などを拾い集めて適当な場所に作ったものである。

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