ちょっと知られていないクリスマスソング
クリスマスが来ました
12月24日です。
サンタさんが街中を歩きます。
恋人がマフラーなんかを二人で共用で巻いちゃっています。
はい、家に着きました。
僕は何をしますか?
一人で音楽を聴きます。素敵な趣味ですね!!!!!!!
クリスマスソングって本当に多いんですよ
しかし、街中やテレビで流れるクリスマスソングは結構限られます。
Wham!さんの『Last Christmas』超名曲ですね。back numberさんの『クリスマスソング』サビのメロディが綺麗です。広瀬香美さんの『ゲレンデがとけるほど恋したい』喉を痛める覚悟で手を広げながら歌います。全然絶好調じゃないです。山下達郎さんの『クリスマス・イブ』僕もパントマイムで彼女を喜ばせたいです。彼女まではパントマイムでは再現できませんが。
このように、だいたいみんなの知ってるクリスマス・ソングって限られてきます。あとはB'zさんの『いつかのメリークリスマス』や桑田佳祐さんの『白い恋人達』も有名ですね。
今挙げた曲だけでも、十分1記事分語れるんですけど、それは他の人もきっとやってるので、僕個人的に「いい曲なのに、あんまり知られてないかもなあ」なんて思っちゃうクリスマス・ソングを紹介していこうかなと思います。
ちょっとマイナーでは勿体無さすぎるクリスマスソング 四千
四千は紹介できません、四選です。
多分、春夏秋冬あらゆる季節の曲を集めても4000はきついです。古今和歌集ですか。
①CHRISTMAS TIME IN BLUE -聖なる夜に口笛吹いて- / 佐野元春
大好きでたまらない、佐野元春さんのクリスマスソングです。
メロディがすごく心地よいのと、ありそうでなかったタイプのクリスマスへの視点をここで見ることができます。
クリスマスは聖夜と言われてるますが、元々は別に恋人がイチャイチャするためのイベントではなかったのです。本来は、どの立場の人でも、祝われるなんとも素敵な日のことで、肩身の狭い人なんかいないはずのイベントなのです。
この曲は前半の歌詞も良いのですが、なんと言っても後半。後半に、あらゆる状況の人に向けて
と歌われます。今世界では、悲しい争いが行われてる地域もあれば、貧困で今日を生きることさえできない地域もあります。しかし、ただせめて、クリスマスだけは心から幸せで、きっとうまくいくと希望を持ってほしい。そんなことをブルーな気持ちになりながらも賑やかな街を歩きながら、佐野さんは歌うのですね。
②ブルーを撃ち抜いて / L⇔R
作詞作曲 黒沢健一さんの、これこそ『隠れてしまっている名曲』です。
黒沢健一さんと言えば、アニメ『HUNTER×HUNTER』を浮かべる人もいれば、森高千里さんの『気分爽快』を浮かべる方もいると思います。L⇔Rだと『KNOCKIN' ON YOUR DOOR』が有名でしょうか。
クリスマスソングの特集にもかかわらずはっきり言ってしまうと、この曲にクリスマスにまつわる言葉は出てきません。しかし、それでも僕はなんとなくクリスマスをこの曲に感じるのです。
当時、この曲が収録されたアルバム『Doubt』の制作途中、黒沢さんはスタジオから突然いなくなってしまうほど追い詰められていたらしいです。なのでこの曲に限らず、このアルバムには全体的に不思議な緊張感が漂っています。黒沢さんがどのような思いを込めてこの曲を作ったかは本人にしかわかりませんが、僕はこの曲のサビを聴くと、いつも胸の奥がきゅっと痛くなるのです。この切なさだけは、一生忘れることはないでしょう。
③Dream All Day / SPIRAL LIFE
先ほど紹介したL⇔Rと同じレーベル 『POLYSTAR』に所属していたミュージシャン『SPIRAL LIFE』
渋谷系の括りに入れられることもあるそうですが、本人たちが否定した通り、僕も渋谷系とは思っていません。彼らについてはいずれまたどこかで語りたいと思います。
「テレビで急にこの曲とか流れたらめっちゃテンション上がるのにな〜」なんて僕は思いますが、金ローでいうジブリ作品のように、だいたい流れるクリスマスソングは決まっているので、ないだろうなと諦めてます。ただ、車谷浩司さんがのちに結成した『AIR』の楽曲はしばしば、テレビで聴くことがあります。石田ショーキチさんが結成した『SCUDELIA ELECTRO』の『GOOD BYE NAUTILUS』もイントロを某バラエティで聴くことができますね。
爽やかなメロディはまさにクリスマス。そして車谷浩司さんの透き通った綺麗な声も、まるで神秘的世界に誘われるような気分にさせてくれます。
リンクで貼った動画は正確にはバージョン違いなのですが、シングルバージョンをネットで聴くとなると、PVが見つかるのですがめちゃくちゃフラッシュが強く目がぱちぱちしちゃう動画なので、聴く際は気を付けてください。
④LADY BLUE Ⅱ –クリスマス・ソング– / TOM☆CAT
『ふられ気分でRock'n' Roll』や、北斗の拳2の主題歌である『TOUGH BOY』で有名な、TOM☆CATによるクリスマスソング。
『LADY BLUE II』と表記されていますが、では1もあるのかと言うとちゃんと存在します。1が、恋に素直になれない女性に素直になれと鼓舞する歌だとしたら、2は恋の悲しみを引きずる女性に寄り添うような歌です。恋を壊した自分に対し、今日がクリスマスで良かった、情けない自分でも祝福をあげよう、と歌うという、これまた変わった視点でのクリスマスソング。
という歌詞は短いながらもとても秀逸で、どんなときでも、前向きでいれることの大切さと強さをこの歌詞からはとても感じるのです。
クリスマスの明るさを寂しく思うのも、嬉しく思うのも、自分の心次第なのだ、ということですね。
クリスマスソングに詳しくなった君へ
この四曲以外にも、紹介したいクリスマスソングはたくさんありますが、それはまた、来年のクリスマスに紹介するとします。
なんだか、クリスマスというのに切なくなっている君へ。
クリスマスは誰もが祝われる特別な聖夜だ。
だから、前向きに今日紹介したクリスマスソングでも聴いて楽しく過ごそう!!
えっ?
「彼女と一緒に聴きます」??
応援する!!!
幸せになってくれ!!!
でもおすすめはジョン・ケージさん作曲の『4分33秒』という曲かな?
クリスマスにぴったりな陽気な曲だからおすすめだよ!!!
ファイト!!!