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英語でジャムセッション 1.曲のフォーム【単語編】

みなさん、こんにちは。

さて、記念すべき第1回目の投稿について、やっぱり音楽理論の基礎単語は必要だよね…と悩んだのですが、実践に早速使えるものをと思い、ジャズのセッションなどで出てくる表現についてお話ししようと思います。

まずはジャムセッションで使う表現をフォームに沿って解説します。
日本と同じ表現もあれば違う場合もあるかと思います。


≪単語≫

・intro … (名)イントロ、前奏部
皆さんご存知、introductionの省略形ですが、セッションなどでは常に略して言われます。

・vamp … (名、動)ヴァンプ、リズムセクションによる単純な即興的伴奏
主にイントロで使われ、リズムセクションのみで曲の最初のコードや少数のコードをシンプルなリズムで、繰り返し演奏します。小節数は決まっておらず、ラテン曲のグルーブ感を統一したり、テーマを演奏する人の準備ができるまで続きます。
ソロの後のテーマに戻る前に使われたり、エンディングに使われることもあります。エンディングにvampでどんどん小さくフェードアウト(fade out)していく時などは、vamp outと表現することもあります。

・head … (名)テーマ、メロディー
ジャズのソロに入る前のメインテーマです。ソロ後のテーマも同じheadですが、それのみを指してhead outと呼ばれることもあります。

・solo … (名、動)ソロ

・improvisation … (名)即興演奏
クラシックなど他ジャンルの音楽や、音楽以外の分野でも使われますが、この場合は日本でいうところのアドリブソロです。省略形はimprov.、動詞はimproviseです。
アドリブ(ad lib.)はラテン語が語源で、セッションではあまり使いません。メロディーの原型をとどめている中での自由さというか、improvisationよりも自由度が低く、日本のFake soloに近い感じ。

・chorus … (名)コーラス
セッションで使う場合は、合唱やギター用アンプの名前ではありません。
日本でも同様に使われていると思いますが、歌詞付の曲の1番、2番などの繰り返される単位、またソロをとるとき等に繰り返される一定の長さのコード進行の、繰り返し単位のことをコーラスといいます。

・open … (形)長さの決まっていないソロ
セッションではあまり使いませんが、ビッグバンドでは頻出ですね。
ブルースなどでソロを何度繰り返すかなどを前もって決めず、その時によって長さの変わるソロをopen soloといいます。動詞ではopen upとなります。

・trading 4s/8s/etc. … (名)○小節ごとに交代でソロを吹くこと
動詞ではtrade 4s/8s/etc.。
○ bars(小節)という風に言うこともありますが、数字にそのまま複数形の "s" をつけることも多いです。4小節の塊がいっぱい、というイメージでしょうか。
ちなみに、小節をあらわす単語はbar以外に、measureもありますが、tradeと一緒に使うのは聞いたことがありません。

・interlude … (名)間奏

・outro … (名)アウトロ、終結部
introの反意語として作られた、outroductionの省略形。
類義語としてending, coda, tag等があります。

・triple tag … (名)曲の最後4又は2小節を3回繰り返して終わる方法
ジャズで一番頻出の終わり方です。

さてさて、だいぶ長くなってしまったので、会話編はまた明日!


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