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清掃工場の煙突をまとめた写真集のようなものがこの世に存在しないようなので、私が先がけと…

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清掃工場の煙突をまとめた写真集のようなものがこの世に存在しないようなので、私が先がけとなる。

最近の記事

煙突日記3 池袋と白塔

池袋が好きだ。 新宿渋谷に並べられて副都心三大都市のような扱いをされることもあるが、逆立ちをしても勝てないような、永遠の三番手。いや、三番手にすら位置しないかもしれない。パッとしないし汚いし、そこまで遊べる場所もない。全然若々しくもない。どこか哀愁漂う街である。 貶しているのでは無く、褒めているのだ。そんな侘しい街、池袋を私は愛している。そして、その侘しさを形作る一端を担っているのが池袋清掃工場の煙突である。 調べてみるとどうやら、日本一高い清掃工場の煙突らしい。たしか

    • 煙突日記2 アキレスと塔

      立川清掃工場 煙を吐き出している。もくもくと立ち上っている。煙突が煙突らしさを発揮する唯一の瞬間と言っていい。カッコいいに決まっている。 ここから画角だと、煙突の足元に木々が茂っているからか、距離感が掴めない。近そうと思えば近そうだし、遠いと思えば遠く見える。 近づこうと足を運んでも、永遠にたどり着くことなど叶わず、どごまでいっても遠くに見えるように感じてしまう。 調べてみると100mだそうだ。煙突初心者の私にはそれが普通より高いのか低いのかわからないが、100m走で走っ

      • 煙突日記1 塔のある街

        練馬清掃工場 清掃工場の白い煙突がある風景が好きだ。初めて見た幼い頃は、用途も分からない白い塔の存在が神秘的ながら不気味で、畏怖の対象だった。いつ頃からか、ゴミを燃やした煙を吐き出すための塔と認識してからは怖さもなくなり、ただカッコイイ建物として私に強い愛着を抱かせた。 この写真はとある駅のホームから撮った練馬清掃工場の煙突である。ビルの奥に聳え、曇り空に同化寸前という景色だが、存在感がある。頂点に点る光が目のようである。 今後はこのように、清掃工場の写真と共に感じた魅

      煙突日記3 池袋と白塔