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ザ・チェーン 連鎖誘拐の推薦図書

皆さん、海外小説って読みますか?あるいは読んだことがありますか?
筆者は海外小説をほとんど読みません、というのも冒頭の何ページかで読みづらいと感じてしまうため、毛嫌いしていました。
ですが、今回オススメする「ザ・チェーン 連鎖誘拐 上下巻」に関しては読みづらいという不安はなく最初から最後までノンストップの面白さでした。

あらすじとしては
シングルマザーのレイチェルの娘が冒頭5ページ程度で誘拐されてしまいます。
何者かから、身代金をビットコインで送金し、他人の子どもを誘拐しろと指示されるレイチェル。レイチェルが誘拐した子供の家族がまた身代金を払い、その家族がさらに別の子供を誘拐すれば、娘は生きて解放される。失敗すれば殺されてしまう。警察に通報すると命はない。謎の人物が仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン〉に組み込まれてしまったレイチェルは、無関係の子供の誘拐計画を試みることに……被害者から加害者へと変わってしまった彼女の運命は!?という話です。

誘拐の中でもなんとも凶悪事件ですよね。でも、誘拐犯は自分の子供を誘拐されていて、誘拐犯も自分の子供を助けるためには命がけなのです。チェーンの組織に抗うこともできず、レイチェルも自分の子供を取り戻すために誘拐計画を立てて誘拐しなければなりません。使い捨てのプリペイド携帯を手に入れたり、銃を手に入れたりと計画を実行するための準備も重要です。海外小説ならではのハラハラドキドキ感が読んでいてたまりませんでした。これからどうなっちゃうの感がヒシヒシと伝わってきます。読んでいてあたかもその場にいるかのような描写を読者に感じさせるほど、書き方がうまいです。

上巻を読んでいないと全く内容が理解できないので当然ながら上巻を読んでから下巻を読む必要があります。今回も重要なのが登場人物の名前と物語との関係を一行や二行程度でメモしておいて下さい。忘れるとこの人誰だっけで読者の方がテンポを悪くしてしまいます。
グロテスクな恐怖よりも精神的な恐怖も相当やばいことが読んでいてわかりました。実写ドラマ化や映画化しないと勿体ないくらいの内容です。もっと大勢の方にこの作品を読んで欲しいです。
誘拐モノで面白い作品を探している方には絶対にオススメします。

なんか書いてて推薦図書なんだか読書感想文なんだかわからなくなってきます。同時にタグ付けたいくらいです(笑)


誰かの心に突き刺さればいいかなぁ。

では、また。

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