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十津川警部の決断の推薦図書

あらすじとしては

東京の地下鉄三田線の車内でOLが刺殺された。直後、犯人が自首、会社重役長谷川健と名乗るが、その会社にはもう一人の長谷川健が実在した!? そして取り調べ中、丸ノ内線で第二の刺傷事件が発生、十津川警部は長谷川を釈放して尾行をつけた。さらに第三、第四の惨劇! 犯人から挑戦状まで届く。「一週間以内に逮捕する」十津川はこう宣言し、大胆な秘策を決断した!

https://bookwalker.jp/de908038f1-4565-4635-8cd7-0ed1fe640afd/


あらすじからしてまず面白いです。自首してきた男は怪しいですし、事件に関してはやっぱり一筋縄ではいきません。千枚通しで女性を殺す動機も本当にやばいです。こんな事件が実際に起こってしまったらと思うと恐いです。恐怖系と気になる系がうまく混ざり合って面白かったです。
本編完結後の西村京太郎先生と山村紅葉さんとの対談も面白かったです。パリの話では初めて十津川警部がパリに行くと書いたが、読者から初めてではなく過去の話で行ってますよと指摘されたり、序盤に設定した十津川警部の身長が他の作品で変わってしまったり、新しい電車が出来て乗りに行って旅館に泊まった際にうちの旅館を出してくださいよと言われるけど大浴場では殺さないで下さいとお願いされたりと裏話が最高です(笑)
新幹線の爆破に関してはJR側がNGを出しているため、ドラマ化出来ないんですね。脅迫モノも好きでドラマ化して欲しいけど出来ない事情もあると西村京太郎先生本人からその言葉を聞けて納得しました。

今回の作品は本当に面白かった。大当たりですよ。

では、また。

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