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ストリーミングチャート分析(NiziU②)

今週のオリコンチャート(2021年03月29日~2021年04月04日)。

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・今週のトピック

・NiziU新曲が初登場で1位を獲得
・BTS新曲も好調
・あいみょん、Adoが前週比102%を記録

・NiziU新曲が初登場で1位を獲得

 NiziU新曲『Take a picture』が初週で1位を獲得。Youtubeの公式MVも7日現在、公開1週間で31,685,654 回(3000万回)再生を記録している。この記録は自身の『Step and a step』を抜き、初週再生数記録で歴代1位を記録した。

 本楽曲はコカ・コーラのCM「この瞬間が、私。」編のCMソングとしてタイアップを果たしており、MVは閉園後の遊園地に忍び込みはしゃぐ9人の姿やダンスシーンで構成されている。これまでNiziUは「Make you happy」では“縄跳びダンス”、「Step and a step」では“ラビットダンス”などキャッチーな振り付けのダンスパフォーマンスで話題を集めたが、今回はサビ部分で歌詞に登場する数字をイメージした“Number Dance”を披露

 また29日放送のTBS系音楽番組「CDTVライブ!ライブ!春の4時間スペシャル」で初披露も果たし、リーダーのMAKO「一瞬一瞬を大切に、心に焼き付けようというメッセージが込められています」と楽曲のコンセプトを説明した。

 NiziU独特のヒット商法「振り付け」とメディアを駆使した売り方で、今作も過去作を上回るヒットが期待できる。

・BTS新曲も好調

 BTS新曲『Film out』が初週で2位にチャートイン。同曲は、同日に公開された劇場版「シグナル 長期未解決事件捜査班」の主題歌で、YouTubeにて公開されたMVは早速急上昇ランキング1位に輝いた。
 さらに公開から12時間足らずで1700万回視聴を突破し、日本語歌詞にも関わらず各国の言語で117万件以上のコメントが届くなど、改めて「世界のBTS」と呼ばれるにふさわしい人気ぶりを見せつけている。

 back numberのボーカル、ギター・清水依与吏が初めて楽曲提供をした曲であり、BTSメンバーのJUNG KOOKがコラボレーション制作したことでも注目を集めている。back numberの得意とする人を想う切ない歌詞とメロディ、そしてBTSの表現力豊かな歌唱が見事にマッチした1曲となった。

 またメンバーのVが、激強ビジュアルと甘いボイス、感性の濃い演技力でファンを魅了して話題になっている。特に暗いリビングを背景に、コットンパンツに白いニットを着てソファに深く座ったまま登場するVは、なめらかな横顔と遠くからでもはっきりわかる高い鼻、美しい顔立ちで視線をひきつけている。

・あいみょん、Adoが前週比102%を記録

 今週は全体的に順位や再生回数が下がる中、あいみょん『桜が降る夜は』とAdo『ギラギラ』は前週比102%を記録し順位を上げた。
 『桜が降る夜は』は同曲が収録されたシングル「愛を知るまでは/桜が降る夜は」のリリースが決定したことが要因として挙げられる。『愛を知るまでは』は日本テレビ系土曜ドラマ「コントが始まる」の主題歌に抜擢されている。

 『ギラギラ』は元モーニング娘。の後藤真希によるカバー動画が大きな話題を呼んでいる。自身のYouTubeチャンネル「ゴマキのギルド」にて、約3カ月ぶりに公開された「歌ってみた」動画は7日現在30万回近く再生されている。

 どちらもリリースから時間が経っているにもかかわらず前週比を伸ばすプロモーションをしている点において、他の楽曲よりも長く愛される為の努力ができていると感じる。

・さいごに

 今週はいつになく変動の多い週でしたね。
 熱を取り戻したKPOPがどこまでチャートを席巻していくのか、今後も楽しみです。

 それでは、また来週!

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