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「内向的人間のすごい力」byスーザン・ケイン読みました

うちの息子(中2)はそんなに自己主張をしないタイプ。
友達は数人の親しい子だけであんまり広がっていかない。
家で時間があれば本を読んでることが多い。

もともとそういう子なんですが、
うちはゲーム機が古いのしかないのであんまりゲームもしないので
ゲームの話題についていけないからなのかも?という
親としては多少の後ろめたさもありました。

中学校に入ると、なにかと「リーダー」がもてはやされるようになりました。
室長だの班長だの決めるとき、昔は立候補だったように思いますが、
今は何でも「推薦」で決められるようで、
目立つ子、元気な子、声の大きい子がどうしても票を集め、
(またはあらかじめ根回しをして票を集める子)
そういうタイプの子がリーダーとして選出されます。

うちの息子は地味ですからぜーんぜん選ばれません。
本人は気にしてない風ですが、
あるとき「僕は人望ないから」と言ったことがありました。

そういう風に思うよねえ、静かな子は…と思い、
息子が自信を失ってほしくないなあと思いまして、
「内向型人間のすごい力」という本を買ってみたわけです。

自分が読む前に息子に「これを読め」と渡してしまい、
どんな内容だったのか、逆効果じゃないといいけど。。
と思いながら息子が読み終わるのを待ち、
自分も読んでみました。

うん、これ、静かな子にはすごく励ましになる、
と思いました。

特にアメリカにおいては外交的な人、
すなわちスピーチがうまく、見た目に堂々としており、
だれとでも積極的に会話し、リアクションや声が大きい人、
そういう人が学校や会社のトップに選ばれることが
顕著にある、それはなんとなく感じますね。

経営のことが全然わかってないけどスピーチのうまい人が
トップになったら会社は大変みたいです。

そんな中、内向的な人、
すなわち一人の時間を好み、物事をじっくりと考え、
創作や研究に没頭できる人、
そういう人は人気者にはなれないし、目立たないから
学校生活において外交的になるよう矯正されがち。
だけど本当は粘り強く交渉したり、
戦略的に物事を解決する策を考えたりできるから
最終的にはグループを導くのに最適な人物であることも。

そっかそっか、ならば息子は静かなままで
どこか打ち込めること、輝ける場所を見つけることができれば
自分の力を発揮することができるだろう、
そんなふうに思えた本でした。


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