ステキな感性

今日私の地元のパン屋さんに行きました。
個人商店のようで、コンパクトな店内にお客は私だけでした。

私の母よりもお若いであろう女性がレジカウンターにいて、今これが焼き立てですよ～とさりげなく勧めてくれます。
しかし、私はカレーパンが食べたい気分だったので、お勧めいただいたパンは買いませんでしたが…(^^

２個選び、レジに行ったところで、リュックに付いている缶バッジについて「これ、よく聞かれますか？」と言われました。
私がつけていた缶バッジはEテレで放送している『デザインあ』という番組の展示会で購入した“あ”という文字の缶バッジでした。
私は番組を知っていて話しかけたのかと思い、「これ、ご存じなんですか？」と聞き返していました。
店員さんは番組は知らないようでしたが、「“あ”の文字が通常と違って、一画目が少しずれて斜めになっているのが、楽しんで作られているものなんだなと思ったので。」と言われました。

なんて繊細な感性をお持ちの方なのかしら、と驚きました。
まず大抵の人がこの缶バッジに関しては
「それ何の缶バッジ？」
「Eテレでやってる『デザインあ』っていう番組の缶バッジ。面白いよ！」
「ふ～ん」
で終わるのですが、店員さんは文字の形の違いに気づき、それが楽しいものなのだということまで感じ取っていたのです。
それを自然に言葉で表現できるのもステキだな、と思いました。

私がパンを選んでいる間にリュックに付いている缶バッジを見ていたようです。
そのパン屋の店員さんは、お客さんを見て、その人となりを知ろうと自然にやっているのかな、と感じました。

ステキな接客で、缶バッジだけで会話が弾みました。

ステキな気づき、ありがとうございました！

今日も最後までお読みいただきありがとうございます(^^)/