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不妊治療中の気持ちって売れないお笑い芸人の気持ちに似てるかもしれない

こないだ、たまたま見たテレビ番組にチョコレートプラネットが出てた。
彼らは遅咲きらしい。
コンビを組んですぐ、コントで評価を受けて、M-1でも最初から結構いいところまでいったらしく、本人たちもコントに自信があったようで。
すぐ売れると思っていたら、どんどん同期や後輩が売れていってチョコプラは売れず。
自分たちはコントがうまいと自信があるのでプライドも高かったらしい。
拗ねたり周りに当たったり。
どうして自分たちは売れないんだ。

《先の見えないトンネルの中にいたよう》と表現していた。
努力が報われない。
自分たちはコントに自信があるのに、何で認めてもらえないか分からず。

それを聞いた時、あれ?と思った。

《先の見えないトンネル》って、不妊治療中の私も全く同じ気持ちを感じている。

◉コントに自信があって、なぜ認めてもらえないか理由が分からないから改善策が分からない
 →検査で体に異常がないのに、なぜ妊娠しないか理由が分からないから改善策が分からない

◉売れるということは他者からの評価なので、自分たちでコントロールはできず、自分たちが努力したことが全て結果になるとは限らない
 →妊娠というのは目に見えないし、夫婦2人での戦いなので、自分の努力が結果になるとは限らない

◉先が見えないので不貞腐れる
 →不妊治療も、途中から結果が出ないことに不貞腐れ、やさぐれる

◉あまりに辛くて芸人をやめようかと思ったこともある
 →あまりに辛くて不妊治療をやめようと思ったこともある

◉同期や後輩が売れているのを見て嫉妬する、悔しい。IKKOさんのモノマネで初めてテレビに出た時、後輩は私服でモノマネなんかせずに出現している。モノマネで出ていること自体が屈辱だった。と言っていた。
 →妊婦さんをまともに見れない。妊娠した友人の報告を聞いて落ち込む。羨ましすぎて辛い。

◉コンビは2人1組の勝負。チーム戦。どちらも同じ方向性を向いてないと続かない。
 →不妊治療は夫婦2人1組の勝負。チーム戦。どちらも子供が欲しい気持ちが同じでないと続かない。


こんなにも気持ちが似ているなんて。
不妊治療中の人と、売れない芸人の気持ち。

でもね、今やチョコプラは大人気芸人さん。
生活が一変している。
先が見えないトンネルにいる時に辞めていたら?
こんな未来はなかった。

不妊治療を何年も続けてやっと妊娠できた人たちをたくさん見たけど、
彼女たちも、諦めずに続けたから出会えた赤ちゃん。

どちらにも共通していることは

諦めずに続けること。

《継続》するということは、精神修行だ。
精神との戦いだ。


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