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体外受精をしてよかったと思えたこと3選

かなりの幸運で、
1回目の体外受精でやっと妊娠することができた私ですが、
体外受精を決意したときは、本当にどん底でした。
不妊治療を開始したばかりの時は、
ホルモン補充をすれば妊娠できるだろう、
人工授精でできるんじゃないか、
まさか体外受精までする必要ないよな、
と思っていました。

「とうとう最終段階まで来てしまった・・・」
「もう体外受精でだめだったら、妊娠できないってことか・・・」
「お金どうしよう・・・」
「きっと何回もやることになるんだろうな。」
「でも、やらないと妊娠できないから、やるしかないか・・・」

そんな気持ちでした。

特に【最終段階まで来てしまった】というショックが大きかった気がします。


周囲の友人には、黙っていました。
話したからって、
その友人が治療なしで妊娠できたと知ったらショックを受けるし、
もし不妊に悩んでいる仲間だとしたって、
体外受精をしていなければ、きっと気持ちを共有できない。
それに、きっと報告したら、
妊活の話題になり、辛かったことを話す流れになっていまう。
思い出したくないから、
その時は話したくなかった。

友人に話しても、いいことはあまりない、と思ったのでやめました。

唯一、体外受精を体験した友人にだけは相談できましたが。

しかし、
体外受精を終えて、奇跡的に妊娠できた今、
私は妊娠報告とともに、体外受精をしたと報告しようと思っています。

なぜなら、
簡単に妊娠したと思われたくない。
私は、こんだけ頑張ったんだ。
ある人は、何も悩まずに2人、3人生まれているかもしれない。
でも私は、こんなに努力をしたんです。


赤ちゃんに会うために、こんだけ努力した証というのは、
誇らしい。

そう思ったんです。

私の誇りです。

子育てが大変と言っている方、
(私は子育て未経験なので、あくまでも個人的な意見ですが)
不妊治療を何年もやることを耐えられますか?

子育て大変かもしれませんが、
我が子に会えない、希望がない、先が見えない辛さも、なかなかなもんです。

でも、
そんなこと辛いことを乗り越えて、
「体外受精辛かったけど、やってよかったかもな。」
と思えたことが、何個かありました。

体外受精を経験した人にしか
体験できない気持ち。

これは、宝物かもしれない。
そう思ったのです。

①待てば待った分だけ、痛みに耐えた分だけ、妊娠した時の喜びは倍増

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