お腹きゅるきゅる脳みそぐるぐる日記、あるいは「他人のいいねVS自分のいいね」問題
冷蔵庫にいつ買ったのかもはや定かではない卵が4つ残っていた。お腹が減っていたので、賞味期限から半年程度はいけるというネットの情報を鵜呑みにし、ミニトマトを使ってオムレツを作って食べた。
しばらくしてから、またお腹が減ってきたので、パスタを茹でてツナ入りのペスカトーレを作って食べた。魚介を使ったトマトソースのパスタである。肉のハナマサで買った冷凍のイタリアン・シーフードミックスを使った。エビ、ホタテ、イカといったおなじみのメンツに加え、ムール貝が入っているあたりがイタリアンなのだと思われる。
冷凍のシーフードミックスには独特の臭みがある。元々、魚介類がそこまで得意でないこともあってその臭みには敏感だ。今回、にんにく、白ワイン、オレガレの香りにより臭みが取れてとても美味しいペスカトーレができた。ツナの旨味も奏功したといえる。
食べ終えて晩酌のフェーズに入った。芋焼酎の炭酸割りを一杯飲み終えたあたりから、下腹部が膨張を始め、腹痛に襲われた。このところ疲労が溜まっており、早く床につくつもりだったのにトイレに籠もるのを余儀なくされた。
その後、横になりながらNETFLIXで配信が始まった『ビーフ』というドラマを観ていた。人生が思うようにいかず、極度のストレスに曝されたアジア系アメリカ人の男女が、ディスカウントショップの駐車所でいざこざを起こし、報復の連鎖に囚われながらも、奇妙な絆を育んでいくという話だと思われる。まだ3話までしか観ていないから、奇妙な絆を育むというのはあくまでも予想にすぎない。違っていたらごめんなさい。
水曜日。鳥居ゼミの第二回が行われた。ひと月ぶりの開催だ。連続もののイベントは、2回目以降に集客が芳しくなくなっていくと相場が決まっている。けれども、前回を上回る予約があってとても嬉しかった。完売御礼。なんて甘美な響きだろう。
第一回のときは、人前で話すことの緊張と不安に加えて、時間が取れず、朝からろくに食事していないまま本番に臨んだこともあり、極限状態の脳みそから大量のノルアドレナリンが分泌されていたように今にして思う。一言でいえば興奮状態だったわけだ。免許を取ってすぐに公道で走ったときのように体がガチガチになっていた。
今回は多少リラックスして臨めた。しかし、余裕が生まれた分、会場の空気に多少敏感にならざるをえなかった。前回のミッションはどんなに無様であろうととにかく最後まで終わらせることだった。今回はそれに加えて、お客さんたちに楽しんでもらうことが新たなミッションとなっていた。それゆえ、ウケているのかスベっているのかいまいちわからず不安も生じた。
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