『アルパ(アルティメットパーティー)11』の振り返り
今月は更新が滞っておりごめんなさい。例によって月末までにこれのほかにあと2本更新する予定です。自分よ、ファイティン。
お盆明けの月曜日。トリプルファイヤーの自主企画単独ライブ『アルティメットパーティー11』の日。ひとまずこの日を無事に迎えられたことに安堵した。病気や怪我、不祥事、何らかの事件に巻き込まれるなどの理由で開催できない可能性だって決してゼロではなかった。けれども開催できたから良かった。
そして念願のソールドアウトも叶った。めでたい。トリプルファイヤーのために時間を作ってくださった方々に心から感謝を申し上げたい。本当にありがとうございます。音楽は聴く人がいて初めて成立するものにほかならない。リスナーの存在こそが音楽を音楽を足らしめているのだといえる。
むかしテレビで音楽番組を見ていたら、西川貴教が「T.M.Revolutionという名前で活動されていますけど、他にメンバーがいるんですか?」という質問に、「ファンもT.M.Revolutionのメンバーです」みたいな回答をしていたのを覚えている。これはT.M.Revolutionに限らず、人前に立つような仕事に従事している人は皆思うことではないかと思う。
7年もリリースがないまま活動を続けられた理由として、第一に「音楽って楽しいよなあ!」という気持ち、第二にフロアを湧かせたいという気持ち、第三にマッドネスがあったからだと前に述べた。二つ目のフロアを湧かせたいという気持ちは、要するにライブに来てくれるお客さんをあっと驚かせたり、踊らせたりするなどして報いたいという気持ちのことだ。
ステージ上での振る舞いが陰険なので、こんなことを言ってもあまり信用してもらえないかもしれない。けれども意外とこれが偽らざる本心である。「鳥居の野郎、あんな風に見えてなかなかヘヴィだな」と思う人がいるかもしれないから、なかなか言い出しづらいところではある。
本番は一生懸命演奏していたので、記憶がほとんど残っていない。あまりよそ事も考えず、2時間近く緊張とリラックスの間でバランスを取りながら集中して演奏できたように思う。私個人としてはゾーンに入っていたとも言えなくないが、そう言うにはいささかミスが多すぎた。
楽屋に戻ってきた瞬間から差し入れでいただいたビールを飲み始め、そのまま朝まで打ち上げをしていたこともあり、いわゆるハングザイエティ(hangxiety)とバーンアウトに苛まれつつここ数日を過ごしている。今朝は、私が挑発的に正論めいたことを吉田くんに言ったところ、天に向かって拳を振り上げ、私に殴りかかろうとするので、それを見ていたメンバーが止めに入った瞬間に目が覚めた。ワンマンなど、大きなライブの後はメンバーと大喧嘩する夢を見がちで、目覚めが悪い。
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