ノブレス・オブリージュの日
スマホからTwitterのアプリを削除して一ヶ月以上経過した。結局、PCのブラウザから頻繁に見てしまっており、デジタル・デトックスには程遠い。締め切りを過ぎていた原稿を書き上げることに集中したかったのでTwitterやInstagramからログアウトして見ないようにしたが、むしろそればかり気になってしまってなかなか集中できなかった。
先日、Twitter上でバズっていた一人で訪問した鳥貴族がまるでユートピアのようだったという趣旨の漫画を読んだ。この漫画がまた傑作で、絶対鳥貴族に行きたい、私も一人で鳥貴族に行って幸せになりたいという欲望を強く喚起するものだった。どちらかといえば人のやる気を削ぐ方向に転がりがちなTwitterにあって、人に何かさせたいと思わせるものと遭遇できたことにある種の感動を覚えた。
鳥貴族は良心的な価格で一定のクオリティを保った料理や飲み物を提供する焼き鳥チェーンだ。その安定感には定評がある。メディアで取り上げられることも多く、知名度もあり、店内はいつも賑わっている。声が小さい私のような人間には不利な環境だ。話が聞こえないことに加えて、加齢とともに騒がしさそのものへの耐性がなくなってきてこともあって、ここ数年は足が遠のいていた。
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