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クルクルアンビン、トム・トム・クラブ、プルプル新曲披露Vol.2
先週の水曜日、待ちに待ったクルアンビンの来日公演に行ってきた。数年前にリリースされた『全てが君に微笑む』というタイトルがつけられた日本独自の編集盤は、邦題が振るっていて、なかでもお気に入りなのは「夢に終わったリサイタル」という物悲しさが漂うタイトルだ。今回の来日公演はさしずめ「夢が叶ったリサイタル」といったところだろうか。
会場は行ったことのないZepp Haneda。キャパは3000人弱とのこと。でかい。そして遠そうな雰囲気。当日は17時頃に渋谷を出て品川駅のホームで立ち食い蕎麦を食べた。常磐軒というお店で、かき揚げが美味しかった。その後、京急に乗り換えて会場へと向かった。
会場に近づくとお洒落な出で立ちの人が多く、なんとなく萎縮してしまう。物販の大行列に圧倒されつつ受付を済ませる。チケットの提示もスマホ、ドリンク代の支払いもスマホ。便利!
ドリンクチケットをビールに交換し、ロッカーに荷物を預けて、会場の位置関係も把握しないままなんとなくフロアに入ってみると、前方2列目ぐらいのブロックだった。開演の40分前だったものの、既にたくさんの人が待機していたので中央までいけず、上手側にとどまる。あ、ローラ・リーって反対側じゃんと気が付いたが、面倒なので移動は断念した。
ビールを飲みつつ、Kindleで読書しつつ、クルアンビンが選曲したと思しきBGMに耳を傾けつつ、近くにいた声のよく通る男性の話を聞きつつ時間を潰した。いくら楽しみにしていたライブだとはいえ、やはり人混みは不得手で神経をすり減らしたのもまた事実である。
そして遂にクルアンビンの面々がステージに登場しライブが始まった。初めから終わりまで、ずっと温泉に浸かっているような心地よさに惚けていたから、そこで何が行われていたのかもはや定かではない。けれども、胸郭に共鳴するようなスネアの音や、リラックスしたグルーヴ、ギターの鋭い音及びその残響は感覚として体の中にまだ残っている。
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