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求む『コンポージングの哲学』的な何か

やはり曲作りに取り組んでいるわけだが、自分のなかから出てくるものがどれも今ひとつおもしろみに欠けるものばかり。もはや袋小路で終点という感じがする。

最近、ダイエットを始めた。気持ちを高めるためにダイエット成功者のインタビューなどを読んでいる。さる医療系の新聞記者は次のような取り組みをしていたそうだ。仲の良い友人らとLINEグループを作り、ランニングや筋トレなどしたら互いに報告する。他のメンバーはそれに「えらい」と一言返す。こうしたゆるい互助会のような結びつきを保ち、励まし合うことで、この記者はダイエットへのモチベーションを維持したとのこと。誰かに報告すること、そしてそれに反応があること。シンプルな取り組みではあるが、それだけで張り合いも生じるだろうし、ダイエットの継続につながることは間違いない。

継続して物事に取り組むには困難が伴う。食事制限、ランニング、筋トレ、語学の勉強、読書の習慣、楽器の習得、日記。こうした取り組みはなかなか続かないことでお馴染みだ。曲作りの習慣も気を抜くと容易に途絶えてしまう。だから、「曲を作った」などと報告するたびに「えらい!」と返してくれる仲間がいれば良いのにと思った。新聞記者の互助会のように。けれども、30代も後半に差し掛かろうというのに引っ込み思案で人望も薄い当方には声をかけるべき相手がいないのだった。

まさに今減量に取り組んでいる人からぼんやりと痩せたいなあ…と考えるている人まで、多くの人々がダイエットに対して興味関心を寄せている。他方、曲作りはどうだろうか。曲作りへの興味関心がある人はそこまで多くないように思われる。相手を選ばずに「曲を作った」と報告したところで、「だからなに?」と不審がられて終わりではなかろうか。「えらい!」と激励してくれる人物はかなり少ないと思われる。

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