助手席でスヤスヤ

修学旅行。バスで高速を移動中に運転手が席を離れる。近くにいた女子にどうしたの?と聞くとトイレに行ったという。蛇行し始めたので誰かハンドル!と叫びながら運転席に駆け寄るがバスは暴走して前方の車両に突っ込む。それがドミノ倒し的に波及し大規模な事故が発生。依然と暴走するバスをみなで制御しようと試みるも、防護柵を破り、下を走る道路の渋滞に突っ込む。しかし、なぜか無傷。これは100人くらい死者が出ているのでは?とぼんやり考えていたら目が覚めた。ハリウッド映画ばりにスケールの大きな悪夢だった。

子供の頃、気がついたら車を運転していてパニックになるという夢を度々見ていたけれど、免許を取得してからすっかり見なくなった。そのかわりに他人の運転ミスで谷底に突っ込むなどの夢を見るようになった。

車社会という言葉がある。英語でいえばモータリゼーション。自動車が広く普及した社会のことを指す。あるいは移動に自動車がかかせないような地域のことをそう呼ぶこともある。しかし当方は、車社会と聞いて車道の上で繰り広げられる車特有の社会のミニチュア版のようなものをついつい連想してしまう。例えば、法定速度と路上で実際に出すべき速度にはギャップがあり、車道の流れを無視してちんたら走るのは迷惑行為に他ならないといった不文律がある。そうしたルールが生成される場、つまり路上を走る自動車の総体のようなものが車社会だ。それをここでは<車社会>と表記することにしよう。

ここから先は

2,302字
noteの仕様で自動更新(毎月1日)になっています。面白いと思っていただけたのならご継続いただけると幸いです。

日記と夢日記

¥500 / 月

少なくとも月に4本は更新しています。音楽、映画、ドラマ、本の感想、バンド活動のこと、身の回りのこと、考えたことなど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?