トリプルファイヤー リズムアナトミー Vol.2 原稿
1. 前口上(生きたポケットティッシュ)
正月、実家でのんびり過ごしていた。暇なので近所にできたというローソンに行ってみた。会計の際、おばちゃんがサービスでポケットティッシュを袋に入れようとしたところ、ティッシュが魚のように跳ねて手から滑り床に落ちてしまった。おばちゃんは「生きてたね」といって笑った。
リズムには死んだものと生きたものがある。生きたリズムとはこのティッシュと同様に飛び跳ねたりして動くもの。前回も話したがリズム=運動。さらにはティッシュが落ちたという現象に対し「生きてたね」と合いの手を入れたおばちゃんも音楽的。合いの手はアンサンブルひいては音楽の基本中の基本。今回は生きたリズムのために我々に何ができるのかということをアンサンブルの面から考えていきたい。
2. 今回のテーマは「アンサンブル」
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