いつかテクを披露する日

なぜこの人は何の脈絡もなくこんなどうでも良い話をおっぱじめたのだろうかと思いつつ、はぁなどと曖昧な相槌を打って、ひとまずその場をやり過ごし、一人になってから、改めてそのときに生じていた切れの悪い感情を吟味してみて初めてわかったことは、その人がどうやら自慢話を披露しようと企てていたのではないかということだ。

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日記と夢日記

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