人生が半分過ぎた。それで、

なんで演劇をやってるのか最近考えてるんですけど、続いてることが写真と演劇しかないからだろうなと思います。

長いこと絵を描いてたし、描くこと自体は好きだったけど
自分より才能がある人が若い時から周りにいっぱいいて、それを超えようとするほどの何かはなかったから続かなかった。
いまはもう手が腐ってしまったので線は引けない。あんなに描いてたのに。

わたしは学校がすごく苦手で、毎日おなじところに行くとか、集団のなかで何かやるいうタイプのバイトなんて全くできなかった人間で、なんでこんなに世界に向いてないのか自分はとおもいつづける暗黒の青春を過ごしていたんですけど、大学は楽しかった。変な奴がおおかったので。
好き勝手しててもノリで付き合ってくれる人がめっちゃいたな。そういえば。みんなまだ何か作ってるんだろうか。どんなかたちになっても作ってて欲しいな。


大学卒業してすぐ、ごはんをたべる手段としてスポーツから始めた写真は、わりと向いてた。
毎日行くところが違うし、撮る人も違うし、撮ってる時は完全にひとりだし、おさまりのいい絵を一瞬で決めて押すっていうのと、撮ってすぐ見られるとこが性に合ってたんだと思う。

おかげさまで、今年の頭に、自力で車を買いました。
後ろ盾もなく東京に出てきて、写真を始めて18年。演劇もほぼ同じくらい。
ここまでやってきた自分のことを、褒めてあげたい。
ようやってきたよ。
10年前のおまえはインターハイで腰痛緩和コルセット撒きながらバスケ８試合連打で撮ってたのに。
20年前のおまえはぼんやりした夢しかなくて、その手に何にも持ってなかったのに。

演劇は、やめようと思ったことは何度も何度もあるけど、実際本当に辞めようとしたことはない。

なんとなく続けてきたわけじゃないけど、ここまできた。
ここまできて、どんな話を書きたいかがわかってきた。
自分が見たい話。見た人がちょっとでも幸せになれる、でもリアルな痛みがある話。

これまでの人生、関わった人いっぱい傷つけてきたし、自分も傷つけられたことがあるし、傷ついている人に何もできなかった。

でもなんか今はいっぱい好きな人がいて、ここまでやってきたことが結実してきて、ドキドキよりやっときたかってかんじで準備は万端です。

というわけでなんかポエトリーリーディングみたいな文面を書いたけど
来週から本番なのでエモおばさんモードなんやと思います。
全然仕事おわってないのにソファで爆寝してたからかもしれません。もう。ほんと私ったら。

ちなみにチケットそんな売れてないです。
営業に星がないので営業がクソヘタです。
だれかプロデューサーやって。

ムシラセ9月新作公演
#ぽけふぇす 参加作品
『眩く眩む』
2023年9月6日(水)-10日(日)
劇場MOMO
作・演出　保坂萌

全席指定席
http://confetti-web.com/mabayukukuramu

【キャスト】
藤尾勘太郎
谷口継夏
鍛治本大樹（演劇集団キャラメルボックス）
小島あやめ
岡野一平
瀬戸ゆりか（青年団）
つかてつお

有薗芳記

【日程】
9月6日(水)19:30
9月7日(木)19:30
9月8日(金)14:00/19:30
9月9日(土)13:00/18:00
9月10日(日)12:00/16:00

全席指定席・前売り　4300円/ 当日　4500円
★スペシャルチケット　10000円
選択キャストのブロマイドセット
藤尾勘太郎デザイン非売品Tシャツ
※グッズは終演後受付にてお渡しします

【スタッフ】
脚本・演出・写真　保坂萌
舞台監督　大石晟雄（劇団晴天）・加藤葉月
舞台美術　藤尾勘太郎・輝蕗
宣伝美術　藤尾勘太郎
照明　保坂美沙（C.A.T）
音響　大貫誉
楽曲　Renn Saito
演出助手　廣川真菜美（maars inc.）
宣伝動画　つかてつお
制作　小泉美乃（合同会社soyokaze）

ここまで読んだ人にだけ伝えますが、
わたし扱いのスペシャルチケットめっちゃ売れてて笑ってる。
役者業しない作家演出家の中で一番人気あるっていってもいいかもしんないね？
支えてくれているいろんなお客様に感謝。
愛されてる実感、めちゃくちゃ持ててます。
面白いから見て欲しいっていってくださるだけで、まだやれる、まだ続けられるって思います。
それだけが栄養だから、ちゃんと大輪さかせてゲキアツにさせますね。

あ、日付変わってきょうオオイリ！の配信あるよ！
めっちゃ喋った！感想おしえてね！
（汗でビッショビショやんとかいって！）

ほさか