子供の保険って本当に必要？

「親としては子供に将来できるだけお金も残してあげたい」かつ「何かあった時に役に立つ保険に入れてあげたい」という子供が生まれたばかりの0歳の親から相談がありました。

私はこのような相談に「そもそも子供が保険に加入する必要はあるのですか？」と問いかけたいです。
例えば、学資保険の場合、子供が加入する保険の被保険者の子供なんです。だから、子供に何か万が一のことが起きた場合、例えば、入院や怪我した時に保険金が出る商品もあります。この毎月の保険代を支払う契約者は親です。親に万が一のことが起きたら誰でも学資保険の保険料が免除になることもあります。これは保険の加入する効果です。

次に子供に対して保障がいるかどうか？
多くの地域の方は今、子供に対しての医療代・治療代は自治体の負担があることが多く、大きな負担にならないことが多いです。全額負担してもらえる自治体もあります。所得による制限はありますので、所得が多い方は対象にならないこともありますが、15歳までは多くの家庭では子供の医療代の負担は少ないです。ただし、入院した場合は入院代は実費の場合が多いです。

仮に子供が入院するような病気になった場合に入院代を保険に入ることで保険金で支払うのか？貯金などを取り崩して支払うのか？

保険の保障で賄うことを考える場合に月々の保険料を、例えば、月々1000円台で加入できる保険を考えても年間2万円前後の保険料が必要になります。これが10年間払えば20万円が必要になります。
お子さんが保険の加入期間中に入院するような病気や怪我になる可能性を考えた場合に掛け損になる可能性も高いです。そう考えると貯金で備えた方が良いということもありますよね。保険はしっかりと考えて加入をすることをお勧めします。