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【老後資金】令和版 人生の三大支出【教育資金】

はい、お金の神様 虫鹿です。
今日は「令和版 人生の三大支出」について紹介します。

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三大支出とは、何かと言うと「住宅代」「教育資金」「老後資金」の3つのことなんですね。特に日本国民に当てはまる三大支出なんです。何で「三大支出」っていう風に冠を付けているかと言うと、人生で稼げる金額って限りがあるからなんです。

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多くの視聴者の皆さんは、会社員や公務員の給与所得者の方が多いと思います。会社員や公務員の方は統計上、生涯で稼げる金額はほぼ決まっているんですね。

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正社員で働いて女性が2億2000万円くらい、男性が2億6000万円が平均なんですね。もちろん平均以上稼ぐ方もいるけど、給与所得者で10億、20億円と稼ぐのは考えられない世界で、夫婦二人合わせて共働きだったら5億円くらいだったりします。

このように稼げるお金が限られているので、限られたお金をどう割り振っていくかということが大切です。その割り振られる代表選手が住宅代、教育資金、老後資金なんです。従来は、特にこの生涯に稼いだお金から「住宅資金」に対して重きを置いていました。

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理由はですね、家はなかなか一括で買えませんよね?
だから、(正しくは)家を買うんじゃなく、住宅ローン買うんですよ。例えば、私の父親が家を買った頃の1990年は、バブルと呼ばれる時期でした。

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景気がすごく良い頃で、その時、家買うために3000万円のお金を借ります。当時、金利が年6%だったんです。最長35年間でコツコツと住宅ローンを返済することができるんですけど、35年間コツコツ返済してるとローンの総支払額がなんと7200万円弱なってしまいます。

えぇ!?倍以上ですよね?だから、できる限りローンを減らす為に頭金を準備してから買っていたんです。

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でも、頭金を貯めていたらいつまで経っても家を買えないから泣く泣く住宅ローンを借りて買います。でも、住宅ローンを借りっぱなしだと総支払額が7200万円になっちゃうから繰り上げ返済をしていたんですね。

例えば、ボーナス全額は住宅ローン返済に充てるなどをすることが昔のスタンダードです。住宅代を頑張って返済して、「教育資金」特に大学に向けてお金を貯めて、老後資金は最後だったんです。

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(当時は)この順番で良かったんです。時代背景として、年功序列と言って、20代・30代・40代・50代と給料が年齢で年収が上がっていく時代だったんですね。

ちょうど、例えば、繰り上げ返済を頑張ってから、なんとか最低限の大学資金の一部だけ貯めて、(子どもが大学の時に)老後の貯金は全然貯めていないという方がざらにあったんですが、50歳くらいで子どもが社会人になってから残り9年間で給料が最高ピークに上がっていて、そこから一気に頑張って老後のお金を貯めたんです。あとは退職金ももらって老後に備えるというのが昔のスタンダードだったんですね。

令和の現在、この貯め方の逆なんです。

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まず、最初に老後資金、次に教育資金、最後に住宅代なんですね。
この順番がスタンダードになる理由は、住宅に関しては、昔と同じようにやはり家は高い買い物なので住宅ローンを使われる方も多くいらっしゃると思います。

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がしかし、住宅ローンの金利が昔と違って現在は、異常に安いんです。今、1%を切っているんです。仮に1%だとして、(借入額3000円のときに)総支払額が3500万円強なんですよ。だらだらだらだら、コツコツコツコツと返済しても全然問題ないんですね。つまり、余分に払う(利子分の)お金は500万円強だけなんですね。

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住宅ローンっていうのは、また詳しくは別に解説する機会もあるかもしれませんが、「すまい給付金」「住宅ローン控除」と言って、税金の一部が戻って来る制度があります。そのことを踏まえると総支払額がもっと少なくなります。余分に払うお金は500万円強からもっと少なく済みます。

さらに、住宅ローンは優れていて、例えば、ローンの契約者様が亡くなったり、癌になったり、脳梗塞で障害者になったりした場合、大変なことですけど、(団体信用生命保険、団信に入っていれば)住宅ローンが0円になるんですね。そういう保険効果もありますので、無理して住宅ローンのために繰り上げ返済を気にしなくても良いです。低金利局面なので、ダラダラ返済をすれば良いんです。

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保険効果を狙って、30・40・50歳と年齢が増すと、癌になったり、脳梗塞になるリスクが高くなってきます。でも、その時に団信の債務弁済に該当すれば、残りのローン返済が0円(免除)になります。そういう保険効果も得られますので、だから、住宅に生涯で稼ぐお金をあまり重きを置かなくても良いんです。

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では次、老後資金にぜひ重きをおいて頂きたいんですね。
ご承知の方も多いかもしれませんが、これから皆さんの親の世代みたいに国からもらえる公的年金がアテにできなくなる可能性がございます。

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給付が0円にはならないと思いますが、やはり受け取り金額が減ったり、「繰り下げ」と言って今だったら65歳から年金がもらえるんですけど、70歳、75歳と繰り下がる可能性があります。つまり、国からもらえる年金が減る可能性があります。

また、年功序列で給料が年齢で上がっていかない可能性があります。実際、平均年収の推移を20年前から見ると、年々平均年収は下がっていく一方です。ほとんどの方は年収が上がるどころか、逆に下がったりする可能性があります。

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3つ目(最後)に、現在は晩婚化が進んでるケースが多いので、第一子を授かる時が、35歳前後という方が多くいらっしゃいます。そうすると子供が社会人になる頃には、60歳手前になってしまい、老後資金を貯める機会がないかもしれません。

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では、いつお金を貯めるかというと「今でしょ!」なんです。

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お金というのは、早く貯めた方がいいんです。別の動画でも紹介していますが、複利の仕組みのもので早く貯め始めると少ないお金で老後に必要なお金を調達しやすくなります。コスパ(費用対効果)がとてもいいんですね。

これから生涯で稼げる、男性の方なら2億6000万円、女性の方なら2億2000万円、ご夫婦合わせて5億円くらいの収入から優先順位を、まず老後資金から準備しましょう。

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そうすると少ない元手で必要なお金が届きやすくなります。
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