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貯めたお金を大きく増やすコツ

今日は私が実際に20年間でお金を投資した3倍に増やしたコツを教えます。
「3倍に増えた」というと貯金を始めたばかりの人からは「えええー、すごい!」なんて言ってもらえることが多いのですが、皆さんでも実践できる方法ですので、今回の記事を参考にぜひ試してみてください。

注目するポイントがひとつあります。それは「金利には種類がある」ということです。具体的に言うと「単利」と「複利」です。

「単利」というのは、毎年利息が受け取れるタイプです。毎年、お小遣いやボーナスのようにプレゼントされたらとても嬉しいですね。例えば、1万円を年利5%(単利)で貯金すれば、毎年500円ずつ受け取れます。実際には受け取る配当には税金が約20%掛かりますので、400円程度で受け取ることができます。10万円なら4千円、100万円なら4万円が受け取れます。嬉しい話です。

でも、将来的にこれよりももっと嬉しい貯め方がもうひとつの「複利」です。私が20年で3倍に増やしたのもこの「複利」のタイプの商品です。複利は、あの相対性理論で有名なアインシュタインも提唱していた貯蓄方法です。「複利」は「単利」と違って毎年配当を受け取ることができません。なぜならその配当分も元本に組み入れて毎年再投資されるからです。

毎年1万円を年利5%「複利」で投資するとして以下のようになります。(仕組みを簡潔に説明するために当初5年のみ書きました)

1年目:10,000円→10,500円
2年目:10,500円+10,000円=20,500円→21,525円
3年目:21,525円+10,000円=31,525円→33,101円
4年目:33,101円+10,000円=43,101円→45,256円
5年目:45,256円+10,000円=55,256円→58,018円

このように利息にも利息が付き、まるで雪だるまのように利息が増えていきます。もちろん運用期間が長いほど有利です。私も大学生の時からの20年ですが、もちろん老後まで運用を続けてさらに増やしたいと思っています。ぜひ、皆さんも「複利」タイプの商品で老後に向けてたくさん貯めましょう。

なお、金融商品のWebページやパンフレットに記載されている名前を見ても「単利」や「複利」と書かれていることが少ないです。見分け方を教えます。

単利:利息付き 利差配当付 配当分配型
複利:無配当型 無利息型 無分配

商品に上記のような名前が付いていますので、参考にしてください。複利の方は「無」という言葉が付いているので、何だか印象が良くないですね。実際に金融機関でも毎年受け取れるうえに「利息付き」という響きの良いネーミングでもある「単利」の商品が人気になる傾向があります。しかし、繰り返しにはなりますが、私はこの複利のタイプで貯めて20年で投資元本の3倍になりました。「複利」型の商品で貯めることをお勧めします。


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