貯金があればピンチをチャンスに変えられる
今日は定期的に私の個別相談を受けている40代男性からの嬉しい報告の話です。その方が、最近、会社が売却されてオーナーが変わったことで外資系の会社になってしまい、今までのような働き方ができなくなったので、結果的に転職したとの話を頂きました。
ここまではよく聞く話ですよね?しかし、話はここで終わりません。
この方は、この転職活動が結果的に飛躍のチャンスになりました。転職活動をしたことで、今まで積み上げてきた経験を買われて業界最大手の会社へ転職することができ、結果的に年収も大幅に上がり、仕事の内容もより望んだ内容になってより活き活きとした生活になったというのです。
もちろん、これまで在籍した会社も、仕事内容や人間関係も良好で、職場環境に全く不満はなかったので、今回のようなオーナーチェンジがなければ転職を考えなかった。しかし、オーナーが変わることで結果的な転機がやってきて良い結果になったのです。
私はこの報告がとても嬉しく、うまく行った勝因を聞きました。
そうしたらなんと!「先取り貯金をして年収を超える貯金を持っていたこと」だと言うのです。私はとても嬉しい気持ちになりました。
「年収を超えるくらいに貯金があると、自然と生活に余裕が生まれて、ちょっとやそっとのことでは動じない気持ちになる。
こんな気持ちだから思い切って会社を辞めよう!転職活動をしよう!と思えたし、そんな気持ちだからこそ強気で転職活動も受けられて、憧れの業界大手の会社へ結果的に入ることもできた。」
では、もしその貯金がなかったらどうしていましたか?と聞いてみました。そうしたら次のように話してくださいました。
「もしこの貯金がなかったとしたら、すごい不安な気持ちだったと思います。40代ですし不安の気持ちの状態で「転職」という選択肢は出てこなかったと思います。このコロナ禍のご時世ですし、職場に不満があってもそれに仕方なく納得して続けるしかなかったと思います。実際に貯金のない同僚はみんな不満を言いながらも残る決断をしていました。
しかし、私は図らずも先取り貯金を実践して、年収を超える貯金があったから、最悪な結果になっても1~2年は生活は貯金で生活していけるし、不安なく、次へ向かう行動になったのだと思います。」
私は、普段セミナーで「人は貯金なりの決断しかできない。だから、目的がなくても貯金を持っておくことは大切です。貯金があるとピンチがチャンスに変わります!」と言っています。
この相談者の方は、まさにこの言葉がきっかけで目的がないのに貯金を始めることになって、2年で年収を超える貯めて、結果的に今回このような形でその貯金が活かせました。見事に体現していて私もとても嬉しい報告でした。
今は大丈夫だ!と思っても生活をしていると、仕事だけでなく、家族や健康などで環境が一気に変わる時があります。「備えあれば憂いなし」とも言います。ぜひ皆さんも目的がなくても普段から貯金をしておくことを強くお勧めします。
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