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寝返りは「足から」動かし出す

こんにちは、むしゃ子です。

私は、自分のような障がい児ママが
自分と子を受け入れて、
笑顔で子育てできるように活動しています。

今回は、前回の引き続き、寝返りのお話。

「健康な赤ちゃんは、
どのように寝返りをするのか?」と

「麻痺があると、
どのように寝返りしやすいか?」を

写真と共に、解説します。

では、どうぞ。


健康な赤ちゃんでも寝返り獲得の時期はまちまち

寝返りは、生後5〜8ヶ月の間に獲得します。

しかし、これは前回もお話しした通り
成長・発達はまちまちです。

健康な赤ちゃんでも習得が遅くなる原因として

例えば
・冬は衣類をたくさん着せるために動きが鈍くなり、寝返りが遅れる。
・仰臥位中心で過ごしている子どもでは、腹臥位の経験が少ないために、寝返りにつながりにくく遅れるといったことがある。

坂根清三郎、湯澤廣美、山本智子 編著:立つ・歩くことを考えた 脳性まひ児のリハビリテーション 運動機能獲得へのアプローチ 第1版(2017年) 株式会社 へるす出版


などなど。

「仰臥位」とは上向きで寝ている姿勢のこと。「腹臥位」とはうつ伏せで寝ている姿勢のこと。

「夏場に産まれた赤ちゃんは、
運動発達がゆっくりになる。
なぜなら、動き出すときは冬だから!」
と、私は聞いたことがあります。

健康な赤ちゃんでも個人差がかなりあります。

だから、いくら発達がゆっくりだとしても、
最終的に、獲得すればそれで良いのです。

寝返りは足から動き出す

寝返りができる時期になってくると、

左右の足をそれぞれ自分が思うように
動かすことができるようになります。

例えば、右側に寝返りをしたいときは、

「左足を曲げて、伸びた右足を乗り越える
イメージ」

そう、前回にもお伝えしたように
「足から」動き出すのです。

私の友人の子ども達、みんな健康な赤ちゃんですが、

寝返りするときは、いつも膝を曲げて、
「足から」動き出している印象です。

手を使っている印象はありません。

足に麻痺があると、左右のそれぞれの足を動かしにくい

両足に麻痺があると、
片方の足を伸ばして、もう一方の足を曲げるというような
左右それぞれの足の動きをすることが難しい。

「両足共に曲げる」
「両足共に伸ばす」ことはできても、

左右の足をそれぞれ異なった動きをするのが
苦手。

だから、寝返りをするときでも、

片方の足だけを曲げることが難しいので
足は使わず、手を使って、寝返りをします。

(むしゃ美は、このような寝返りをしませんが、
わかりやすくするために、
モデルになってもらいました)

なので、足に麻痺がある場合、

寝返りを促すときに、
なるべく足から動き出すように
手伝ってあげる必要があります。

今日はここまで。
次回は、
実際に、寝返りを促す方法を書きます。

最後まで読んでくださって
ありがとうございました!

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