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身体障害者手帳は早めに取れるなら取ると吉

こんにちは。むしゃ子です。

私は、自分のような障がい児ママが
自分と子を受け入れて、
笑顔で子育てできるように活動しています。


今回は身体障害者手帳について

長女であるむしゃ美は
1歳の時に申請して、手帳を受け取りました。


当時は、むしゃ美が身体障害者手帳を
取得することに対して、
少し抵抗がありました。

なんだか、むしゃ美に
「障害者」であることを示しているようで


しかし取得したことで
様々な公的な補助を得ることができました。


手帳により、今現在
どのような補助を受けられているのか?

では、どうぞ。

初めは、座位保持椅子を利用するためだった

私たち一家は、
むしゃ美の1歳の誕生日に夫の異動により
他県に引っ越しました。

そのため、
利用するリハビリ施設も変わり

初めての受診日に主治医より、
座位保持椅子を勧めてもらいました。


この椅子は
首や腰が座っていなくても、
しっかりと体をサポートし、
良い姿勢を保たれるような作りになっており

脳性麻痺の患者さんの家族には
とても喜ばれるものだそうです。


その椅子を利用するためには
身体障害者手帳を交付する必要がありました。


使用するメリット・デメリット
むしゃ美の発達状況など
様々なことを考えた結果

当時の私たちは
その椅子の利用をしないことに
決めたのですが

いずれむしゃ美が歩く時に
装具が必要となることはわかっていたので

主治医の許可のもと

装具作成する時期を待たずに
先に、手帳を申請することにしました。


申請から交付までの流れ

申請するまでの流れを
病院にて説明を受けて

その通りに動きました。


①身体障害者手帳の診断書を
記入するための原本を市役所に取りに行く。

②病院へ原本を提出。

診断書完成には2〜3週間かかりました。

③病院へ診断書を取りに行く。

④診断書を持って市役所へ行き
申請手続きをする

申請してから交付までに
3〜4週間かかりました。

結果、身体障害者手帳2級が交付されました。

交付後、
様々な制度の利用できることを知りました。


現在、利用している制度

市によって利用できる制度は変わりますが、
少しでも参考になると良いなと思います。


制度の説明は
市役所から頂いた資料である
「障がい福祉の手引き」を参照しています。


特別児童扶養手当

・20歳未満の重度の障がいのある児童を
養育している保護者又は養育者に支給される制度。
・児童扶養手当と併給できるもの。
・1級と2級がある。
・手当額は児童一人につき、1級は月額53,700円、2級は35,760円(令和5年9月現在 4月から物価高を反映し少し増額となったようです)

※ 所得制限限度額が定められており、
限度額を超えると支給はされなくなります。

私は勘違いしていたのですが

この手当の等級と
身体障害者手帳または療育手帳の等級とは
イコールではありません。

むしゃ美は1級でした。


障害児福祉手当

・重度の障がいのため日常生活において
常時介護を必要とする20歳未満の在宅の方に
支給される制度
・特別児童扶養手当と併給ができる。
・手当額は月額14,850円。

※所得制限限度額が定められており、
限度額を超えると支給はされなくなります。

この制度は
「常時介護が必要」とする場合であり


受給は難しいかもと言われましたが
ダメ元で申請しました。

現状では、
むしゃ美は発達が遅く、
完全には首が座っていないこともあり、

全ての場面で介助が必要と判断され、
申請が通りましたが、

発達していく中で
いつかは支給停止されるとは思います。


有料道路の通行料金割引

・障がいのある方が有料道路を利用する場合、
有料道路の通行料金の50%割引を受けられるもの。
・車の所有車が本人又は、親族などの介護者であり、台数は障害のある方1人につき1台のみ可能。

ETC利用している場合はそのカードと
ETC車載器セットアップの証明書が必要でした。


自動車税・軽自動車税の減免

・減免対象は障がいのある方が使用する自動車、もしくは家族の方で障がいのある方のために使用する自動車、又は障がいのある方が専ら障がいのある方のために使用する自動車について、1台に限り減免されるもの。

・原則、車両の名義は障がいのある方の名義に
限り、ただし身体障がい者手帳を交付されている方が18歳未満の場合は手帳に記載されている保護者でも良い。

むしゃ美が乗っている車は私の車なのですが
もともと私の車は親名義だったので

この機会に私名義に変えたことで
自動車税が0円になりました。


おもいやり駐車場利用証制度

私たち一家が引っ越してきた県には、
おもいやり駐車場制度というものがあります。

・障がい者や妊産婦、けが人などで、歩行が困難な方の外出の支援を目的とした制度。
・交付された利用証を車のフロントに置くことで、公共施設、商業施設、医療施設、金融機関等に設けられた専用駐車スペースを利用することができる。

この制度は41府県1市で導入されており、
相互利用することができます。

障がいがなくても、
けがで一時的に歩行困難な方や
妊産婦の方も利用の申請をすることができます。

導入している県はこちら

みなさんの住んでいる自治体は
導入していましたか? 

いざという時、利用できることを
知っておくだけでも心強い制度ですよね!!


早々と申請して良かったと思った

私の場合、
作業療法士という資格はあるものの
具体的に身体障害者手帳を交付されることで

どんな具体的な制度を利用できるのか
恥ずかしながら知りませんでした。

そしたら、申請すると
様々な上記のようなたくさんの制度が
あることに大変驚きました。

いや、本当に本当に驚きました。

私の場合、むしゃ美のこともあり、
引っ越しと共に退職をしたので、
現在は専業主婦です。

しかし、夫の収入だけでは
3人で暮らしていくのはなかなか難しいと
思ったので、

むしゃ美を見ながらの在宅での仕事が
できないかと考えていたのですが。


こんなに補助してもらえることがわかり、
大変ホッとしました。

今は無理に仕事をしなくても良いのだと。
大変ありがたい気持ちでした。


そして、
本当に早く行動して良かったなと思います。

手帳を交付されてから、
様々な制度の申請をします。

手当は翌月から受けとることができます。

有料道路の割引は申請してから
受けられます。

自動車税に関しては、
翌年分から減免が受けられます。

まとめ

今回は、身体障害者手帳を早々と
申請して良かった話でした。

手帳の申請を迷われている方が
いらっしゃったら、

私は「是非申請してください」
とお伝えしたいです。

申請することで、様々な制度を利用ができ
大変お得だと思います。

この記事では、
むしゃ美が利用している制度を書きましたが

市によっては内容が様々ですので、

もし手帳の交付を検討している方は
最寄りの市役所を訪ねてみてください。

少しでも参考になれば、嬉しいです。

以上です!
最後まで読んでくださって
ありがとうございます!

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