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「早産」を少しでも前向きに捉えられるように

こんにちは、むしゃ子です。

私は、自分のような障がい児ママが
自分と子を受け入れて、
笑顔で子育てできるように活動しています。

早産になったことについて、
私の考え方を書いてみたいと思います。

では、どうぞ。

早産を自分の責任と感じ、さまざまな自分の行いを後悔した

私の長女である、むしゃ美は、
35週で生まれました。

いわゆる、「後期早産」であり、
早産のなかでも、お腹の中にいた期間は
長かったむしゃ美。

しかし、心臓の病気(卵円孔早期閉鎖)により
出生時にうまく脳に血液を流すことができず、

脳室周囲白質軟化症(PVL)という、
脳の病気を発症してしまいました。


この脳の病気は、早産児に多く認められ、
将来、「脳性麻痺」という症状が
出てくる可能性があると、

医師に告げられています。

そして、足の筋肉に力が入りやすく、
「将来は歩くのが難しいかも」
と言われています。


むしゃ美は、「心臓の病気」と「早産」の2つが
重なったことから、

脳の病気を発症してしまいました。


心臓の病気があっても、
早産ではなく正期産で産まれていたら
(出産前に心臓の病気が見つかる前提です)

脳の病気は無かったかもしれません。
少なくとも、もっと軽度だったと思います。


病気の経緯を考えれば、考えるほど、
「早産」という言葉が引っかかりました。

「過去に戻ることはできないけれど、せめて、“早産”でなければ、

娘は脳の病気を患わなかったかもしれない」

「もっとお腹の中に留めてあげられていたら。。。。」

「あのとき、破水しなければ。。。。」

「あのとき、子宮内感染症を起こさなければ。。。。」

「あのとき、会陰マッサージをしなければ。。。。。」

「あのとき、あんな運動をしなければ。。。。。」

と、とことん自分を責めていました。


早く産まれてしまったのは自分の責任であると。

だから、「むしゃ美は病気を患ってしまい
障がい者として生きていかないといけないのか」

「なんて可哀想なんだ。代わってあげたい」

「なんで、私たちの赤ちゃんが、
こんな目にあわなければならないのか」

さまざまなことを後悔していました。

私が「早産」をネガティブに捉えていただけだった

今振り返ってみると、

変えられない自分の過去を、
ネガティブに捉えて、
どんどん自分を落とし込めていたなぁ
と思うのです。


「早産」について
ネガティブに捉えるのか、
ポジティブに捉えるかは、

実は自分で選べるんです。

なので、当時の私は
ネガティブに捉えてたんだなと思います。

「自分の責任で早産になってしまった」は、私の捉え方

「早産になった」ことは、本当でも

「自分の責任で早産になってしまった」は

私の捉え方であって、事実では無いです。

というのも、私は誰にも「おまえのせいだ」と
言われていないからです。

医師にもです。
「母親が原因です」とは言われてません

なので

私の捉え方であって、事実ではありません。

早産は、母親のせいではない

母親というのは、生まれてくるまでずっと
自分のお腹の中で赤ちゃんを育てます。

育てれば育てるほど、
すごく責任感が出てきますよね。
とってもわかります。

なので、生まれてきた赤ちゃんが
病院や障がいがあると、
責任を感じてしまいますよね。

とっっっってもわかります。

でも
早産になったのは、母親のせいではないです。

早産になりたくて、みんな早産になっていない。

だけれど、なるときはなるんです。

誰にもコントロールできないのです。

だから、母のせいではないです。

そして、初めに、
捉え方はポジティブにもネガティブにも
捉えられると書きました。

「早産は母親のせいではない」という
私の考え方について、
受け取るか受け取らないかも選べます。

私は「早産だった」からこそ、人生が一変した

私は、娘が早産になり、脳の病気を持って産まれて来たことで、

人生が一変しました。それもプラスの方へ。

早産だったからこそ、

・命の尊さを知った。

・同じ境遇のママさんに寄り添える力が
身についた。

・発達がゆっくりで、むしゃ美は小児リハビリを受け、付き添いの私はそれを間近で見て、学ぶことができている。

(もともと作業療法士ですが、小児リハビリの知識は皆無でした)

・私は、合わないな〜と思っていた大学病院を退職できた。

・退職したら自分に時間ができ、書くことが好きであることがわかった。

・自分と向き合う時間を作ったら、「人の役に立つ」ことが私の生きがいであることに気づいた。

・ブログをやってみたら、たくさんの同じ境遇のママさん達と繋がれた。

・そして、ブログを通して、社会に「貢献」できていることが何よりも嬉しい。


全ては、娘が早産だったから、今の私がいるのです。

「早産」を前向きに捉えられたら、こんなにたくさんの捉え方ができます。

今となっては、私は後悔していません。

全て、娘が持って来てくれた宝物だと思っています。

そしてこれからも、母として娘のために
頑張ろうと思っています。


みなさんも、初めは難しいのかもしれませんが、

少しずつ、「早産」だったことを受け入れ、

前向きに捉えるようにしてみませんか?

まとめ

今回は、私の「早産」に対する考え方を書きました。

どんなお母さんであれ、「早産」になれば、自分を責めがちになります。

私も、ものすごく辛かったです。

でも、少しずつでも良いので、月日と共に前向きに捉えられるようになり

自分を責めるのをなるべく最小限になるような、その助けができれば良いなと思い書きました。

以上です!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます!

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