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はじめまして、museumβです

こんにちは。museumβの発起人のHayuruです

museumβは
アート・カルチャーをもっと自由で開放的なものへ。「新しいアートとの関わり方」を世の中に問うプロジェクトです。

とはいえ、発起人のわたしは、美大卒でもアーティストでもありません。
絵を描くのはどちらかというと苦手だし、美術館には海外旅行にいった際に観光がてら寄る程度。特に抽象的な現代アートを目の前にすると、んーここから何を思えばよいのだろう?と困ってしまう..🤔

museumβはそんなわたしが、
2021年、自分らしい生き方を模索していたとき、アート鑑賞の新しい形と出会い、仲間と出会い、産声をあげたプロジェクトです。

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このnoteアカウントではwebサイトやInstagramでは語りきれない、museumβが世の中に出るまでの裏側のプロセスを綴ってみたいと思います。

こんな方にこのnoteを読んでほしい!
●アート鑑賞を楽しんでみたいけれど、アートは難しいから自分にはきっと無理だ、関係ないと思っている人
●自分らしさや自分軸にふれることに興味がある人
●好奇心や探究心が旺盛で今までにない新しい体験に興味がある人


museumβが生まれたきっかけ

2020年夏、わたしは苦悩の真ん中にいました。「自分らしい生き方」をしたいけど、自分がライフワークにできるくらい好きなものってなんだろう、それだけで食べていけるのかな、、等と悶々とした日々を過ごしていました。
わたしがどんな感じでモヤモヤしていたかについては、かなり個人的な話なのでわたし個人のnoteに綴っております。もしご興味があれば読んでみてください笑

出会いは唐突にやってきました。Googleを退職して毎日ニート生活を送っていたある日ふらりと立ち寄った本屋さんで末永幸歩さんの「13歳からのアート思考」という本に出会いました。


目からウロコでした。これまでのわたしの中の勝手なアートの常識を大きく覆し、「アートを鑑賞」するという行為におけるわたしの中のもやもやを言語化&解決してくれる内容でした。感動しすぎて著者の末永さんに感想のメールを読後すぐに送りつけてしまったくらいでした笑。

特にわたしにとって大きな気付きとなったのは以下の2点です。

わたしはアートに対する固定概念をもっていたということ
例えば、アート作品や美しいものでなければならない。アーティスト=アート作品を創っている人のこと、などはわたしが勝手にアートの「常識」だと思っているものでした。

●アート鑑賞をするということは「正解を見つけること」ではなく「答えを創り出す」行為であるということ
アーティストはどのような意味をこめたのか、という正解を探すというよりも、もっと自由に自分らしく作品を解釈していいんだということ

この本を読んで
そうか、アートする = 色々な問いに対して自分なりの答えを見つける、表現するということなんだと腹落ちし、一気にアートが身近に感じられるようになりました。


それと同時に、わたしと同じように

●アート鑑賞ってむずかしそう、あんまり自分には関係ないかも
●自分らしさってなんだろう

と思っている人って意外と多いのかな〜、なにかできないかな〜と構想を練り、museumβをつくることになりました。

正直、わたしはアートについてまだまだわからないことや勉強不足な点も多いです。

でも、だからこそ感じる敷居の高さや縁遠さをどうやったら身近なものにできるか、楽しめるかという観点で体験をデザインしていきたいです。

vol.1 かけひきのないオークション

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そんなわたしたちが第一回目のテーマとして「選んだテーマはアートオークション」です。
ちなみに...アートオークションてどんなイメージでしょうか?
いやいやそれは「①アートに詳しい②お金持ちが③資産や投資目的」で参加するものでしょう、と思われた方、ぜひ会場にきていただきたいです!😎

まさにその固定概念と逆の、新しいオークションの形を提案します。

①アートに詳しい→アートに普段関わりがない人でも楽しめる
当日は作品名、アーティスト名、制作背景、すべてが伏せられています。知識も考察も要りません。作品にまつわる情報を遮断して、自分の直感だけでアートを見つめてみてください。
②お金持ち→誰でも落札するチャンスがある
今回はたくさんお金を払える人が落札者とは限りません。あなたなりの感じ方や捉え方で金額を決めてみてください
③資産や投資目的
あなたの主観的な価値基準で入札する
自分が惹かれた作品への想いを存分に表現してください。「私はこう感じるなあ」「わたしならあんな場所に飾ってみたい」あなたらしい感じ方が、このオークションの鍵になります。最後に、購入したい金額を記入して入札が完了します。

アーティストも主観的な価値基準に基づいて落札者を決定する
アーティストも、アーティスト自身の自由な価値観で落札者を選定します。「この人の感じ方が面白いな」「この考え方に共感できるな」など、独自の視点で落札者を決定します。その後、落札者のもとに作品をお届けします。


図に表すとこんな感じです。

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とにかくその人らしい価値基準という点にスポットを当て、ぜひオープンな心で自分らしくアートを鑑賞、購入してほしいと思い「かけひきのないオークション」と名付けました。

出展アーティスト

同じく固定概念やカテゴリへの挑戦をする新進気鋭のアーティストたちが原画を出展してくれています。

●株式会社ヘラルボニー
「異彩を、 放て。」をミッションに、 福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す福祉実験ユニット。日本全国の障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸に作品をプロダクト化するアートライフブランド「HERALBONY」、建設現場の仮囲いに作品を転用する「全日本仮囲いアートミュージアム」など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開。社名「ヘラルボニー」は、知的障害がある両代表の兄・松⽥翔太が7歳の頃に⾃由帳に記した謎の⾔葉。そのため「ヘラルボニー」には「⼀⾒意味がないと思われるものをの世の中に新しい価値として創出したい」という意味を込めている。
公式サイト:https://www.heralbony.jp
https://www.heralbony.com

●芦川瑞季
数ある版表現の中でも、より平面的な表現を可能とするリトグラフを用いて制作してる。限られた形式でありながらも、その制約を逆手に取り、メディアが持つ危うさや儚さをに画面に落とし込み新たな全体に出会うことを目標としている。

●中村朝咲 
目を閉じた時現れるものを版画におこして、自分の外側に出し、それが一体何なのか確かめるように制作しています。版画という間接的な技法を用いることで、自分という存在をあまり介入させず客観的な視点で制作したいと常に考えています。

●菊地知也
かつてそこにあった知覚、記憶を忘れないように『手渡すための記憶、手放すための記録』をテーマに撮影しています。私にとって写真はその場、その時を閉じ込める『鏡』です。

●齊木悠太/polaris
写真や映像を中心に、日常の中にある光景を捉え直し、フィクションと現実の狭間にある違和感を手繰り寄せる作品を制作している。トラベル・カンパニー「polaris」ではデザイナーとして活動。


イベント概要

       -イベント名: museumβ vol.1かけひきのないオークション
        - 開催期間: 10/1(金)〜 10/3(日)
        10/8(金)〜 10/10(日)
        - 開催時間: 11:00 ~ 20:00
   ※10/1(金)のみ開場は17時まで。
              19時よりメディア向け発表会を実施。
        -入場料: 1,000円(税込)ワンドリンク付き
        - 会場: amu by CONCENT
                    〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西
                    1丁目17−2
        - イベント予約ページ
   https://eventregist.com/e/museumbeta
   (事前予約割引でご購入いただけます!🎉)
        - webサイト
   

museumβのこれから

museumβは実験ユニットです。vol.1かけひきのないオークションをたくさんの方に体験していただいて、色々なご意見やフィードバックをいただけることが次につながる一歩だと考えています。
もしこの活動を面白いと思っていただいた方はぜひこちらのページよりご予約ください!instagramtwitterfacebook でつながっていただけたら嬉しいです!

また、アートとの新しい関わり方に一緒に挑戦してくださるアーティストのみなさま、アートギャラリーやイベントスペースを運営されている方、コラボレーションパートナーの方々がいらっしゃいましたらぜひこちらのフォームよりご連絡いただけたらmember一同泣いて喜びます😭具体的なご提案でなくても対話や議論を通して一緒に企画をつくっていけたらと思っています。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。
わたしたちの考えていることや実現したいことがきちんと伝えられていたら嬉しいです。最近は、人生120年、VUCA等の文脈があり「こう生きていればいい」というテンプレみたいなものがなくなってきているように個人的には感じています。特にこの1年間は混沌とする世界の中で自分が本当に大事にしたいものはなにか、そんな問いが生まれた方もいるのではないでしょうか?日々の色々な緊急度の高い優先事項から一歩引いた目線で、museumβが、あなたの中にあるあなたらしさにふれるヒントになれていたら嬉しいです。

そしてそして、、ここまでわたしの原体験→企画ができた!とかなりサラッと書いてしまいましたが実際はここに書くと長くなりすぎるほど色々な試行錯誤がありました。笑 実現できたのは本当に優秀で心優しいメンバーたちとこのような生まれたてのプロジェクトに賛同してくださったアーティストを始めとする皆様のおかげです...改めて皆に感謝です😭🌿

次回からのnoteでは
「プロジェクト型組織で自分の好きなことを実現させる方法」「これまでにない新しい体験を生み出すまでの道のり」についての記事を公開します!
自分の好きを軸に活動する方法が知りたい方や、「体験をデザインする」企画の裏側に興味がある方、これから自分でも何か新しいものを生み出したい、という方はぜひこちらもお読みください!

おわり



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