個展に向けて③

2017年に描いた点描と、夏に仕上げたオーダーの切り絵の抜け殻を用いた作品。抜け殻といっても、何故かこの時、ケント紙に下絵を描いたため、とても綺麗なのでそのまま使いました。下絵も全て手描きで、その時だけに出てくる線で、どれも愛おしいです。点描はシルバーのペン一色で描いてあります。いいなと思って、マットもあつらえて買った額に、ちょっと置いてみたらぴったりはまりました。気負いがないと、本当に楽にことが進みます。

個展のたびに、できるのかな…という想いが浮かびます。自分自身でも、まだみたことがないものを形にしていくのですから、当然なのかもしれません。みたこともない世界に、ワクワクなんてしません。ただ、ある時突然、それまで手元になかったピースが現れて、一気にパズルがはまりだす時があって、その感覚がやってきた時はとてもエキサイティングで、それと同時に（これで合ってるんだな）とホッとします。

全体のイメージに、作品がついてきていないのですが、少し動きがあり、ホッとしました。初日まで、あと1カ月ちょっと。まだまだできそう！

よ　か　っ　た！

ほっ。