聞くための要点 -森田恒之のモノを見ること

先日、娘の学校で器楽部の定期演奏会があった。

そのなかで、生徒から「黄色や赤といった温かみのある色調のなかに、水の調べのようなさわやかな・・・」という曲の紹介があって、演奏を実際に聞いててなるほどな、と思った。

同じことを、NHKラジオのクラッシックの番組とかでは聞いているはず。でも、あんまり関心もなかったからかも知れないけど、なるほどな、と思った記憶はなかった。

今回は、聴きどころがスッと落ちた。


森田恒之はモノを見ることについて、以下のように述べる。

・「見る」とは知覚と知能を用いて意識を整理再構成する行為
・「「もの」を「見る」訓練には単に「もの」を示すことではなく、見るための要点を明示」する必要がある。

(伊藤寿朗・森田恒之編、 1978、『博物館概論』学苑社)




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