障害の社会モデル―RDR

あの、だれか翻訳して欲しい。私よりももっと適任な人がいると思う。

レスター大学が中心となって行った”Rethinking Disability Representation in Museums and Galleries"の報告書がWEBで公開されている。

多くの博物館に「しょうがい者」に関わる資料は存在しながら、展示されることがほとんどないという状況に対して、9つの美術館・博物館で行われた実践の報告である。

少しずつ紹介していきたい・・・が、翻訳が間違っていたらごめんなさい。

さて、「障害の医学モデル」というところから、この報告書ははじまる。

「障害」がどこにあるのか、ということをめぐって2つの考え方がある。
医学モデルは、病気やケガなど個人に障害があるとする考え方。日本では「障害」以前には、「障碍」の字をつかっていたけれど、それは「医学モデル」であることが多い。
(国立国会図書館で、「障碍」で検索、古い順に並べると、「胃の運動障碍」など医学雑誌に掲載されたものがほとんどである)

2つ目が、社会モデルで、1976年に「隔離に反対する身体障害者連盟」が作成した「障害の基本原則」である。

「私たちの考えでは、身体しょうがい者をしょうがい者にするのは社会である。「障害」とは、私たちに押し付けられたものである。「障害」は、私たちが不必要に孤立し、社会への完全な参加から排除されている方法である」

RDR P7

社会の方に問題があるんでしょう、とする考え方である。

2006年に採択された国連の障害者権利条約でも、以下の通り社会的な認識にも問題があることが指摘されている。

「しょうがい者の権利と尊厳の尊重を促進するためには「しょうがい者に対する肯定的な認識と社会的意識の向上を促進すること」[第8条2a(ⅱ)」が極めて重要であると捉えられている。

RDR P16

https://le.ac.uk/-/media/uol/docs/researchcentres/rcmg/publications/rdrsmallest.pdf


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