おうちミュージアム・コミュニケーション ー三木順子「美術館で美術館を演じる-映画のなかのミュゼオロジー」
緩和ケア病棟のなかで、図書館が本を病室に届けてくれるサービスを知った。果たしてミュージアムは何ができるのか、考えつづけている。
さて、昨年4月のコロナ禍は、多くの人を外と遮断された状況をつくりだした。「行きたくても行けない」という状況を体感したことで、ミュージアムも変わるのではないか、と思った。
すべてのおうちミュージアムを否定するつもりもないし、当時の何か緊迫した状況ではあるものを出すというのが精一杯だったというのもよくわかる。でも、ちょっと落胆したのも事実である