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どんつくどんつく

今月も半ばを過ぎました。

毎年恒例の新春浅草歌舞伎は1部2部ともに観ることができました。9人中、7人が今年で卒業です。集大成として両方の部で大役にチャレンジをしています。

私は第1部のほうが好みでした。玉三郎さんや仁左衛門さんで観ていた作品が、世代が下がると答え合わせのように分かりやすく感じるのは何故でしょう。

教えてもらったことを忠実にしているからなのか、若いエネルギーのためなのか。古典の演目でもとっても面白かったです。

ラストの舞踊「どんつく」は、主要メンバー9人全員が揃います。その光景を見ただけで胸が熱くなります。浅草歌舞伎でしか観ることのできない景色があります。だから毎年、足を運んでしまう。

能登半島地震のための募金もスタートしています。2部の終演後に玄関付近で役者さん方が立って募金を募っています。募金と言えば猿之助さんです。チャリティ公演や、ワンピース公演の熊本地震のための募金で、自発的に募金箱を持っていました。

その姿を見ている隼人さんや巳之助さんが、こうして募金活動をしてくれていることは感慨深いです。猿之助さんもきっとしていたはずです。

浅草歌舞伎だけのバトンではなく「自分ができること」のバトンも受け継がれているなら嬉しいです。

では、お芝居の感想を聞いてください。


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歌舞伎中心の観劇感想MAGAZINEです。劇評ではありません。今月の観劇で感じたことや今まで観た舞台の思い出を綴ります。2009年からbl…

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